恒例の味噌造り

 昨日は母を偲びながらの味噌造りをした。味噌造りは菌のはびこらない寒い「大寒までに」終えると母の教えがある。いろいろな都合でなかなか毎年は作れないけれど、今年は昨年に続いて無事に済ますことができた。大豆と糀を妹と二人で前もって購入した。昨年は私の計算違いで、作る前日の夜に慌てて糀を買う羽目になった。今年は何度も確認して用意した。だいぶ前になるが、大豆も糀も一つの店では揃えきれず、近くのマーケットを探して歩いた記憶もあったので、十二月の終わり頃から気がかりになる。
 今回も妹が前日から泊まりに来てくれて、大豆を洗って水に一晩つけておく作業から始まる。昨年のメモ書きを見ると、翌日のあさ八時にスタートして十一時三十分終了となっていた。
 朝五時に起床し、毎朝恒例の六時二十五分の「ラジオ体操」までにはまだ時間があるので朝ご飯の支度を始めた。いつもはひとりで居るこの時間、妹と二人でゆっくりと会話をしながらのひとときは心が落ち着く。
 味噌造りは前回と同じく八時から始めた。手順もうまくいって十一時には無事五キロの味噌が出来上がった。後は半年寝かせて七月十九日まで待つこととなる。しかし、この味噌も半年で無くなってしまうので、今から半年は市販の味噌で済ませることになる。後五キロ作れば良いのだけれど、なかなかそれができないのが残念無念である。