望月窯だより1

2022_06_22suiren.jpg

 六月二十日から二泊三日で古河市の実家を訪れた。
そこら中草丈が伸びて「夏が来た」を実感した。いつも
一緒に行動している末の妹と二人で今回の野良仕事の
スケジュールを決める。日差しの照り具合で日陰を選ん
で作業を始める。
 大きなポリバケツの池に今年は新しい睡蓮を一株購入
して植えた。池には金魚が三匹生き残っていて、随分
大きくなった。近寄ると水面に口をパクパクしながら
泳いで、餌をねだっている。
 睡蓮の花が咲いた。以前に購入したものは鉢植えに
して沈めていたので根が張りすぎて駄目だったので、
今回はそのまま沈めておいたら大きな葉の間から花が
出てきた。池の底には土が入れてあるので根付いたの
だろう。
 睡蓮の花は、夕方になると花を閉じる。そして日中
になると開いている。そんな姿を目にすると、話しか
けられているような気がして、そばによって見ていた。