俳人四明覚書四

俳人四明覚書四
清水貞夫著

B版 並製本(カバー有り)192頁
非売品
ISBN978-4-901735-22-3

 本書は当社の文芸誌『流星群』に発表した作品に、訂正と補稿、注記を加えたものである。俳人四明は、明治期に京都で活躍した中川重麗の俳号である。重麗は維新後にドイツ語を学び、いろんな分野で活躍しているが、俳句は中年を過ぎてから始めることになる。当初四明の存在を書き残す試みであったが、その後しだいに重麗の事績を知るにおよんで、俳人重慶に関心が移ってきたものである。(あとがきより)