蜂  起

蜂  起
村 伊作著

46判 上製本 354頁
定価 2,000円

 江戸末期、打ち続く天災と高米価で田畑の少ない遠州北部の貧農地帯は困窮のどん底に陥った。北遠州地方四十六ヶ村の農民たちは河内村の小前百姓五郎三郎と気田村の小前百姓佐五平を先頭に立ち上がった。「城下騒動」と呼ばれた百姓一揆の様子を関係文献と現地踏査を元に小説化。