時は移り10月1日、「冠の秋」はたけなわ

10月1日(火曜日)。夜はとっくに明けて、もはや夜明けと言うより、朝と言うのが妥当な「時」が訪れている。風邪薬服用のせいで深く寝入り、寝寝坊助を被り遅く起き出している。ゆえに現在は、寝坊助と慌てん坊、すなわちダブルの非常時状態にある。ときには悪夢に魘されて二度寝にありつけず、仕方なく起き出している。このときは朦朧頭に陥り、心象は夢遊病者さながらにある。確かにこの状態よりは、寝坊助のほうがはるかにマシではある。しかしながらこの状態には慌てん坊が付随し、書いても文章は様にならない。このところはこんな状態が続いていて挙句、文章書きは何日か沙汰止みを被っている。実際には薬の副作用、体調不良そしてパソコントラブル、すなわち悪の三竦みを被り、心象が損なわれて文章は書けずじまいだった。この状態はなお続いているけれど、ここで寸止めしておかないと再始動が危ぶまれて、きょうはパソコンを起ち上げている。休んでいるうちに時は進んで、きょうは10月の入り日である。おのずから季節は、中秋から晩秋へ差しかかり、様々な「冠の秋」はたけなわにある。だったら、気分を直さなければ大損である。すると現在の私は、文章とは言えないけれどこれが、気分直しの一助とになることを願っている。曇り空には朝日が昇り始めて、やがてはのどかな秋晴れになりそうである。ただ、今なお治りきらない夏風邪には、恨みつらみつのるばかりである。