3月24日(日曜日)。「春うらら」のせいで寝坊した。それゆえにわが文章は書けず、ネット検索で名文の一部にすがった。いまだに寝ぼけ眼(まなこ)だけれど、確かに春の目覚めは心地良い。
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」(『枕草子』、清少納言)。
「春 眠 不 覚 暁(しゅんみんあかつきをおぼえず)
処 処 聞 啼 鳥(しょしょていちょうをきく)
夜 来 風 雨 声(やらいふううのこえ)
花 落 知 多 少(はなおつることしるたしょう)
現代語訳(口語訳)
春の眠りは心地がよく、夜が明けるのも気づかないほどです。
あちらこちらから鳥のさえずりが聞こえてきます。
そういえば昨夜は風雨の音がしていたな。
いったいどれほどの花が散ったことでしょうか。」(『春暁』、孟浩然)。