ひぐらしの記 「晩秋の空に映える、柿の生る風景」
十一月六日(水曜日)。時刻は:5:00と刻んでいるけれど、外気はいまだ暗闇にある。寝起きにあっては久方ぶりに、両耳には補聴器を嵌めている。雨の音なく、風の音なく、そして山鳥の声もない。ただ聞こえるのは、五月雨式に響くキイー叩きの音だけである...
ひぐらしの記
掲示板
掲示板
ひぐらしの記
掲示板
ひぐらしの記
掲示板
ひぐらしの記
掲示板
掲示板