
大沢久美子撮影 大沢先生、2泊3日の望月窯行き、今回のお仕事は、落ち葉掃きと堆肥製造のための積み上げとの事で、たいへんお疲れさまでございました。 たまごさん、はじめまして。大歓迎です。 十一月十二日から二泊三日で古河の実家へ行ってきた。落ち葉の季節になった。朴の木の大きな葉っぱが敷地一面を覆っていた。ムクやケヤキの葉も少しずつ降り積もっていく。掃いても掃いても風もないのに落ちてくる。落ち葉を掃き集めて、堆肥にするためにあちらこちらに何往復もして積み上げていく。草取りも大変だけれども当分の間落ち葉掃きに明け暮れる。今回は、暖かく風もなく、絶好の野良仕事日和だった。 十一月十四日(木曜日)。早い起き出しを食らっている。常にわが眠りは浅く、特に昨夜の場合は、正味の睡眠時間は三時間程度であろう。開催中の「ラグザスpresents第三回WBSCプレミア12」(野球の国際試合)にあって、昨夜は侍ジャパン対オーストラリア戦のテレビ観戦を終えて、私は十一時近くに就寝した。それなのに目覚めて起き出しは早く、四時ぎりぎりである。仮に天秤にかければ、風袋込みでも五時間くらいにすぎない。二時間ほどは寝つきの悪さと途中の目覚め、頻尿によるトイレ立ちの繰り返し、はたまたスマホニュースの閲覧などに、無駄な時間を費やしたからである。自分自身にはまったく身に覚えはないけれど、どんな不断の悪の報いなのであろうか。つくづく、つらい仕打ちである。「ひぐらしの記」は文字どおり私日記風に、目覚め起き立てに書き連ねている。その多くはネタ無しをこうむり、行き当たりばったりに書き殴りと走り書きのダブルに甘んじている。すると、日は替われど書き出しの文章は、まるで万年床のごとくに変わりなく、私は嘆息を吐くばかりである。この悪弊を打破(改善)するには起き出しに書くのを止めること、できれば昼間へ移行するにかぎるのである。こんな容易(たやす)いことは承知の助で、これまでなんどかそれを試みた。ところがどっこい、実際には昼間への移行は果たせなくて、元の木阿弥を繰り返し、なさけなくも元の鞘(さや)へ収まっている。夜明け未だ遠く、きょうの天気模様を知ることはできない。さて、きょうの文章の本題に入ればこのことである。現代文藝社を独りで起ち上げ(主宰)、当掲示板を開かれている大沢さまは現在、二週間おきの定例のご実家(茨城県古河市)行きにある。そしてきょうは、わが家(埼玉県和光市)へお帰りの日である。ところが、この間にあって掲示板上には、うれしいできごとがあった。すなわちそれは、きのうの掲示板上における、たまご様のご登場である。たまご様は初めてにもかかわらず、秀逸な作品『泉』を掲げて、満を持してのお見えだった。私はうれしさのあまり、きのうの文章の表題には、「わが疲れを癒す、たまご様の同士(同志)入り」と、記した。大沢さまは、きょうの午後にはご自宅へ帰られるはずである。すると大沢さまは、たまご様のお名前と『泉』を真っ先に目に留められて、そのお喜びのようがわが目に映じてくる。私はこのことを書きたくなって、この文章を書き始めたのである。ところが、無駄な序文が長すぎて、今は自分自身を恥じているところである。たまご様の同士(同志)入りに際し、再び、「大万歳、大歓迎」を唱えて、この文を結ぶものである。大沢さまのたまご様への歓迎の辞および文、待ちどうしところである。私は『泉』読んでしばし、卵(受精卵)を食べるのは、控えておこうと決意した。そのぶん、雛へ孵(かえ)れば存分に可愛がるつもりである。夜明けの空は曇り空であり、かつ眠りが浅い割には好気分である。84歳のわが身に、ひとり、お仲間が増えたおかげである。長生きに損はない。 前田様、初めまして。 十一月十三日(水曜日)。ほぼ定時の起き出しだけれど、夜長の季節にあっては夜明けの空模様を知ることはできない。しかし、パソコンを起ち上げて掲示板を覗けば、このことは知ることができた。掲示板上には、たまご様の初投稿作品『泉』が掲載されていたのである。そしてそれは、わが書き続けている「ひぐらしの記」とは異なり、本格的な創作文である。行替えには意を尽くされている。みずから、行替えのない不断の自分の書き殴りの文章に飽き飽きしていると、胸の透く思いになりすぐに読み始めた。久しぶりに読んだ、人様(たまご様)の秀逸文章だった。しかし、文章書き素人の私には、これ以上の作品の批評は烏滸(おこ)がましくてできない。ゆえに、このことは大沢さまにお任せである。ただ、現在のわが思いは、きょうのわが拙文は出番なく、ここで結び文とするものである。幸いなるかな! 不断のわが書き疲れはとれる。それよりなにより、たまご様が書き手に加わっていただいて、うれしさが溢れている。その証しには、目覚め時のわが憂鬱気分は、さわやか気分へ変わっている。目覚め時の私は、きょうは何を書こうかな? と、いつもにもまして鬱々としていた。挙句には枕元へ置く電子辞書へ手を伸ばし、二つの簡易な日常語の意味調べを試みた。一つは、「味噌をつける」である。「味噌をつける:しくじる。失敗する。面目を失う」。そして一つは、「図に乗る」である。「図に乗る:調子に乗ってつけあがる」。なぜ、こんな言葉を心中に浮かべていたかと言えば、それはある党首の不倫ニュースに絡めてのことである。きょうのわが文章はこれだけでおしまい。そして、この程度なら疲れはまったく無い。さらにはさわやか気分である。しかし、さわやか気分の出どころは、自分の功(こう)ではなく、偏(ひとえ)に、たまご様の同士(同志)入りによるものである。失礼を省みず文尾にあたり、ありがたく、御礼を申し上げるところである。夜明けて、胸の透く初冬の日本晴れが訪れている。 その泉は鬱蒼としたジャングルの中にあった。真夏の日差しに灼かれ、長い距離を彷徨って来た兵隊たち。長期間、入浴もできず、全身が黒く汚れて疲労困憊の彼らには、そこがまるでこの世の楽園のように映った。 いつまで続くかわかりませんが、文章の訓練のために不定期で作品を投稿させていただきたいと思っています。 はい、お菓子のポッキー&プリッツの日で間違いありませんo(^-^)o 大沢さん、花の写真の感想ありがとうございます。いつも暖かい感想をいただき嬉しいです。
☆大沢先生へメッセージ1です☆
幼少年期&大人になってからも祖父母宅には、堆肥製造場所がありましたが、望月窯のように広大ではありませんでしたので、ゴミ集積場所ぐらいのスペースといった感じでした。新しいお仲間の誕生
さっそく、作品の投稿で、掲示板が賑わいます。
泉の水は生暖かく、母の胎内で繰り広げられる生命の誕生を思わせます。どことなく日本神話の世界を匂わせています。兵士が次々と選別されて、隊長のイシノと部下のオオハシ、どちらが選ばれるのか。受精卵はやはり隊長ですか。ちょっと私の深読みでしょうか。
次回が楽しみです。望月窯だより
大沢さまのお帰りを待っている
前田様、ありがとうございます。
たまごと申します。
この度は、大変うれしいお言葉をいただき、誠にありがとうございます。
前田様も仰られておられますが、文章を書くことは時に苦しくもありますが、今回、前田様に同士(同志)として受け入れていただき、本当にうれしい思いでおります。
駄文ではありますが、読んでくださっただけでなく、丁寧な応援までいただき、ありがとうございました。
これからも精進を重ねていきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。わが疲れを癒す、たまご様の同士(同志)入り
泉
「隊長! 我々はもう体力が持ちません。ここで休養を取らせていただけないでありましょうか?」
部下のオオハシがいう。元は筋肉質で立派な体躯の持ち主であったろうオオハシであったが、今は見る影もなく痩せ細っている。ふらふらになりながら、何とか気力だけでここまで歩いて来たといったふうだ。
「仕方がない。我々の犠牲は既に数十人にも及ぶ。ここで休養を取り、英気を養うのも悪くなかろう」
隊長のイシノがいった。人一倍、大きな体格に恵まれたイシノ。今はオオハシ同様、全身の筋肉が失われていたが、黒く汚れた顔面から放つ鋭い眼光だけが、彼の生きるエネルギーを感じさせた。
「休めるらしいぞ!」
興奮した十名程の部下たちが、真っ黒に汚れきった服を脱ぐと、勢いよく泉に飛び込んだ。
「ああーッ!」
そして、至福の表情を浮かべている。
「隊長も早く来てくださーい!」
気が緩んだのか、部下の一人が思わず軽口をイシノに投げかける。
「やれやれ」
苦笑いを浮かべながら、イシノとオオハシが見つめ合った。
と。
部下の一人が泉の底に潜り込む。
しばらくして、水面から顔を出した部下は、一際大きく声を張り上げていった。
「みんな! 泉の底に穴が空いているぞ! どこかへ通じているようだ!」
「何だとッ!」
「私がもう一度見てくる!」
そういうと、再び水底へ向かっていった。
三十分が経過した。
部下は浮かんで来ない。
「どうしたんだ?」
「危険でもあるのか?」
他の部下たちが口々に騒ぎ立てる。そして、彼らも泉の底へ潜っていった。
再び三十分が経過した。
部下たちは姿を現さなかった。
イシノとオオハシに動揺が走る。
「何か危険があるようだな」
「どうしましょうか?我々も確認に行きましょうか?」
しばらくの間、無言だったイシノだが、やがて口を開いた。
「行かねばならんな。このまま部下たちを放っておくわけにもいくまい」
「行きましょう!」
二人して泉の底へ向かった。
生温い泉の水。体にまとわりついてくるような快感がある。
イシノとオオハシは、このままゆっくりとこの感覚を味わっていたい気分に陥った。だが、二人はその気分を振り払って泉の底へ向かった。
……進む。
……進む。
やがて。
泉の底に辿り着いた。
そこには大きな穴が空いていた。
「部下たちはここに吸い込まれたのでしょうか?」
「行くぞ!」
イシノとオオハシは、穴の中に飛び込んだ。穴の中は水が引いているようだ。
そして、そこには。
部下たちの死体が散乱していた。
「何なのだ、ここは」
穴の奥に目を凝らすと、球体をした何かが見えた。
「あそこまで行ってみるぞ」
二人して進む。
そして。
球体の目前まで辿り着いた。
「これは?」
イシノが球体に手を触れると、そのまま内側へ吸い込まれていった。
「隊長ッ!」
オオハシが必死に叫ぶも、声はイシノには届かない。そうしているうちに、オオハシの体力が尽きてきた。
「隊長……」
オオハシは力尽きた。
一方、球体の中へ吸い込まれたイシノは、球体と一つになっていく感覚を味わっていた。
「何て……気持ちいい」
しかし、イシノの意識は徐々に薄らいでいく。球体との同化が起こっているからだ。
「オオハシ……みんな……」
薄れゆく意識の中で、イシノは部下たちのことを思い出していた。
しかし、その記憶を最後に、イシノの意識は途切れた。
やがて、泉から水が引いていき、
そして。
受精卵が誕生した。ショートショートを投稿させていただきます
駄文ですが、よろしくお願いします。♪古閑さんへメッセージです♪
ありがとうございます。