
坂本弘司撮影 十一月十七日(木曜日)、夜明け間もないところで起き出している。ぐっすり眠れて、気分安らかにパソコンへ向かっている。寝起きの気分の安らぎは、二度寝に恵まれた「成果」である。長く、成果という言葉にはありつけず、それゆえ死語になるのを恐れて、へんてこりんなところで意図して使ったまでである。本当のところ成果の表現は大袈裟すぎて、単に「せい、あるいは、ため」くらいが適当語である。精神の疲れの場合は、二度寝にはありつけない。ところが一方、身体の疲れの場合は、二度寝にありつける。きょうの寝起きは、如実にこの証しを示している。きのうの私は、久しぶりに長く歩いた。そのせいで、身体が疲れた。その報いがきょうの寝起きに顕れたのである。「報い」とは自分自身、常に気をつけないと用い方に誤りを招く言葉である。なぜなら、報いに変えて熟語の「報酬」を用いればそれはずばり、自分がいいこと(善行)をしたことにたいする対価(見返り)となる。ところが、この言葉には善行だけではなく、わるいこと(悪行)にたいする、仕返しの意味もある。すなわち、よく定型的に用いられるものでは、「悪の報い(仕返し)」という表現がある。きょうの文章は、書き殴り特有にまったく締まりがない。この先、こんな文章を書き続けては、せっかくの好気分はたちまち変転し、滅入るばかりである。それゆえこれで、急転直下の結び文とするところである。のどかに、仲冬の朝日が昇り始めている。文章と言えないものには、表題のつけようはない。生きている証しのいたずら書きである。 高橋様のエールやコメントは、わが疲れ癒しの金棒です。うれしくて、御礼の言葉が尽きました。新たな言葉を探しています。 前田さん、『早起きは、三文の徳』でしたよー!! 十一月十六日(水曜日)、窓ガラスの外は未だ暗闇の、夜明け前に起き出している。起きて、心中にぼんやりと浮かべていたのは、こんなことである。一つは、またコロナが勢いを増している。怖いなあー。結局、罹らずには済まないのかもしれない。自分は罹らなくても、体力が落ちている妻は、罹るかもしれない。仕事や学業中の娘や孫は、もっとその渦中にいる。困ったなあー。一つは、私には読書歴がない。それゆえ、言葉や文字の学習、すなわち習得がない。わが人生における大きな損失である。「後悔先に立たず」、さらに重ねれば「後の祭り」である。一つは、私は起き立てに書き殴りの文章ばかりを書いている。だから、腰を据えて、推敲を重ねた文章を書きたいなあ……。寝起きに浮かべていたことゆえに、何らの筋立ても繋がりもない。ボウフラみたいに、突然わいて出た脳みその屑にすぎない。きのうはパソコントラブルに見舞われて往生し、挙句、文章は書かずじまいだった。幸いにも、トラブルは修復した。しかしながら、こんな文章しか書けない。私は「生きる屍(しかばね)」状態にある。夜明けを待つまでもなくこれで閉じて、壊れている気分の修復にかかろうと思う。もちろん、コールセンターには頼れず、自分自身にすがるしか便法はない。こんな文章、書かなきゃよかった。まったくの無価値である。早起きは、三文の徳ならず大損である。 前田さん、御返事の御投稿どうもありがとうございます*(^o^)/**(^o^)/* レジは、NEC製なのですが、3秒〜5秒沈黙してから反応する事も多く(遅反応)、スピード感が中断してしまうのが残念なところです。 祝福と応援メッセージを賜り、御礼申し上げます。買い物でレジ前に立って、係員の見事なレジ捌きを凝視するたびに、高橋様もこうだろうと思って、心中に憧憬と羨望をいだいています。 前田さん、パソコンが直ってなによりですねーー♪♪ メーカーの修理コールセンターの女性担当とやり取りし、幸運にも修復しました。お顔の見えない女神さまは、おそらく飛びっきりの美人でした。それでも、デジタル社会は、大嫌いです。 マウスがまったく反応しない。それゆえ、マウスに頼らず指先を滑らしている。しかし、これでは不便きわまりなく、文章を書くことはできない。不断のかぎりない嘆息に、突然また一つ、嘆かわしい問題が加わっている。デジタル社会は、大嫌いだ。夜明けの空はこれまでの長い好天気を断って、地上に音なくシトシト雨を降らしている。わが心中は、轟轟と音を立てて土砂降りの雨である。好天気が断たれたことだけは記そうと、ヨタヨタと指先を滑らした。この文章は、「ひぐらしの記」の書き止めをもたらしそうである。 また、悩める問題が起きた。文章が書けません。
生きてます
高橋弘樹様へ、感謝!
☆前田さんの文章は『文筆家 前田静良』です☆
前田さんの心情吐露は、前田さん御自身でしか書く事ができないもので、それが☆前田さんの超個性☆となっておりますし、最も『ひぐらしの記』の主旨に合っていると思います☆
作家で現代文藝研究所所長の田端信先生の指導方針は、「本は読むな!!」でした。
ぼくは、文章を書く事は大好きですが、読書は嫌いな方です(笑)。
世間一般的に名作と言われている作品は、読んだ事がありませんし、読みたいとも思いません(大笑)。
結局のところ、多読したところで、「ああ、こう書けばいいんだ!!」と、その人が納得した瞬間、その人の個性が失われる、という悲しい結果に繋がると思います。
文章を書いている人は、「読む暇があれば書け!!」という事になると思います。
前田さんは、いつも未明から早朝の限られた時間の中で、『ひぐらしの記』を執筆されています。
これは、常に時間と闘っているプロの文筆家と同じです!!
そして、前田さんがマイナスに思っていらっしゃる事は、すべてプラスに評価されるべき☆前田さんの超個性☆となっておりますので、これからも『前田さんでなければ書けない文章』をどうぞよろしくお願い申し上げます。バカなことを書いている
♪前田さんへメッセージです♪
高橋弘樹様へ、感謝!
♪前田さん、パソコントラブル修復良かったですねーー!!
AppleにTELしても、女のコが応対してくれますので、嬉しいところですよーー(笑)。
ぼくもデジタルだけでは好きではないので、ぼくの中ではデジタルとアナログが共存しています。
例えば、デジタルシンセサイザーも好きだけど、アナログシンセも大好き。
BD・DVD・CDも好きだけど、レコードも好きだ、といった感じです◉◎補足:トラブル修復
トラブル
パソコン不能