思いやり

 高橋さんは本当に心優しい方なんですね。物言わぬ植木の思いをちゃんと察して、お仕事が大変でも世話をなさる。野菜や植木の世話をする私でも、そこまでは気が回りません。きっとクチナシは高橋さんの思いやりに応えてくれることでしょうね。
 今回(二十日目)の前田さんの自分史は、お父さんの看病の様子が胸に迫ってきます。作品を書きながら当時を思い出し涙する作者の思いも胸に迫ってきて、一緒に泣きたくなってしまいました。読者の記憶をも呼び覚ましてくれる感動の一文でした。