春ボケではない、意識は確かである

3月20日(月曜日)。バカじゃなかろか! 冬が去り、春が来て、それなのに気分が萎えている。春ボケではない、意識は確かである。先日は妻を連れ立って、阪神タイガース対横浜ベイスターズのオープン戦観戦に横浜球場へ出向いた。最後の晩餐になぞらえた、おそらくわが夫婦の人生最後の球場における野球観戦だった。きょうの春の高校野球の第一試合では、長崎県・海星高校をテレビ応援する。明日(3月21日、火曜日)の午前八時からは、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の準決勝戦、日本対メキシコ戦が放映される。準決勝と決勝戦はこれまでとは異なり球場は、東京ドームから離れて海外へ移される。すなわち、わが未知の国「マイアミ」(アメリカ南東部フロリダ州)である。私は、これまでの中国、韓国、チエコ、オーストラリア戦も、テレビ観戦をし続けてきた。私は物心ついて以来、根っからの野球好きである。それゆえに明日のメキシコ戦もまた、一応テレビ観戦するつもりでいる。あえて「一応」と付したのは、生来のわが性質がへそ曲がりのせいである。私は「侍ジャパン」という呼称における、「侍」に違和感をおぼえて、不要にさえ思えている。できれば日本代表チーム、もっと単には「日本(にっぽん)」でよさそうに思う。アナウンサーが「侍ジャパン、侍ジャパン!」と熱狂する声は、私には怒号に響いて試合(熱戦)そのものが興ざめとなる。ブーイングを覚悟して、書きたくなった。野球は、死ぬまで好きである。「ひぐらしの記」は、そろそろ、止めようかなと、思っている。