「天皇誕生日(2月23日・木曜日、祝祭日)。天皇陛下、63歳。私、82歳。目覚めたから、起き出して来た(デジタル時刻5:50)。久しぶりに、ぐっすり眠れた。寒気は、遠のいている。春が来たのだ。寝起きの気分は悪くない。しかし、文章を書く気が起きない。書くこともない。いや、もう書けないのだ。わが文章は、惰性すがりの継続にすぎない。ところが、惰性が頓挫しそうである。文章の継続は、人様頼みにはできない。継続を叶える便法は、たった一つしかない。すなわちそれは、弱い心をみずから鼓舞し、克服することだけである。まったくなさけない、現在のわが心境である。天皇陛下は、どんなご心境でお誕生日をお迎えであろうか。皇后陛下(雅子さま)にそそがれる、優しい眼差しに救われる。私は心からご長命を願い、お誕生日を寿いでいる。