汚れゆく、大空のロマン

2月19日(日曜日)。ようやく、寒気が緩んで、心の和む春が来ました。ところが、大空は物騒です。大空には人の手つくりの気球、ミサイル、さらには衛星やロケットさえもまったく要りません。大空は、太陽の光と月の明かりだけで十分です。大空こそ国境や領空権なく、国・人間平等にロマンを掻き立てるところでありたいものです。人間欲で果て無く汚れゆく、大空の行く末を案じています。きのうの私は、春の陽ざしを存分に浴びながら、こんな老婆心に取りつかれていました。やがては、「杞憂だった」とは言えない、大空模様が訪れそうです。大空には科学も人の知恵も要りません。大空は、日光と月光の恵み、そして眺望の楽しみだけで十分です。大空こそ、欲望と悪徳まみれにいじくりまわすことなく、そっとしてほしいもの筆頭です。春が来て、「汚れゆく、大空のロマン」を嘆いています。