1月26日(木曜日)、起きて、わが甲斐性無しが身に沁みている。「しまった」、二階の水道水が出ない。デジタル時刻4:46、階段を駆け下り茶の間へ急いだ。早い目覚めではなく、たぶん、いつもの夜更かしの続きであろう? 妻は、すでに起きていた。
「起きてたの? 早く寝たら……、二階の水道水が出ないよ。失敗したね」
「そうなの? 困ったじゃないの! 水、出しっぱなしにしておけばよかったのね」
「そうだな。失敗したね!」
「水道管、破裂したのかな?」
「破裂はしてないよ。凍っているだけだよ。暖かくなれば出るよ」
「そうかなあー」
妻は立ち上がり、台所へ行った。すぐに、ニコニコ顔で戻り、「パパ、出たわよ」と、言った。「そうか。よかったなあ……」。
心塞いで余儀なく休養を決め込んでいた私は、すばやく2階へ上がり、冷え切っているパソコン部屋で椅子に腰を下ろした。長居は無用、ここで止めて再び、火の気のある茶の間へ向かう。2階の水道水はまだ出ない。