1月22日(日曜日)。目覚めて、胸の鼓動、腕の脈拍、確かめる。生きている。やがて、共に動きが止まる。死ねば、こんな文章さえ書けない。その点、短くても、愛しさきわまる文章である。今週には、稀なる寒気が訪れるという。だとしたら、早めに命を畳もうと思うのは、人生最良の決断なのかもしれない。しかし生来、優柔不断の私は、決断を鈍る。寒い朝、究極のマイナス思考文を書いて、閉じる。挙句、なお生存を求めて、階段の二段飛びで、茶の間へ向かう。そして、人工の暖に当たる。デジタル6:03における、いまだに消え去らぬ寝言である。