「敬老の日」(九月十九日・月曜日、祝日)。このところのテレビニュースは、日本列島の南の地方・地域を襲っている台風14号と、それのもたらす大雨状況で大わらわである。気象庁の大慌てぶりは、これまでのなかにあって、稀に見る大型台風という予報とともに、十分に読み取れる。当てが外れて喜ばしいものの筆頭は、地震や台風をはじめとする天災予報である。神風などあるはずもない。大ぶりの予報が小ぶりであって欲しいと、ひたすら願うところである。「敬老の日」にあって今や私は、敬う能動態の身ではなく、もっぱら敬われる受動態の身、すなわち受け身である。なさけなくもこんな日にあって、私は風邪症状を長引かせている。おのずから「風邪は大病の基」という恐れと、それに絡みつく憂鬱気分が鬱勃している。そのせいで本格始動には至らず、さらなる休養の継続である。ずるずるべったり、文章の書き止めに留まらず、案外、このままあの世行きになるのかもしれない。頭が痛み、脳髄が傷んでいる。