八月末日

八月三十一日(水曜日)、台風十一号が北上中のせいなのか、夜明けの空はシトシト降りの雨である。台風は自然界のしわざであり、人間界に罪はない。座して望むところは、できるだけ災難・被害なく、彼方へ遠ざかることである。知りすぎている四字熟語だけれど、電子辞書を開いた。【自業自得】:「(仏)自らつくった善悪の業の報いを自分自身で受けること。一般に悪い報いを受けること。自業自縛」。これと、ほぼ同意義の言葉が浮かんでいる。ズバリ、悪行(悪い行い)の報いである。すなわち、わが悪行の祟りやしっぺ返しである。かなり大袈裟だから換言すれば、実際にはこうである。ほぼ毎日、私は似たり寄ったり、かつ実のない文章を書いている。それゆえの悪の報いは、掲示板に訪れる人様が、だんだん減り気味である。すなわち、わが罪と罰である。もちろん私は、身の程をわきまえず、のぼせあがっているわけではない。なぜなら、掲示板へのわが貢献度はなく、それゆえ罪もない。だから、書くネタなく、言葉遊びにすぎない。きょうは八月末日(三十一日)、よくも似たり寄ったりの実のない文章を書き続けてきたものだと、思うところばかりである。もちろん、反省しきりだけれど、出口への展望はない。このことを恥と思えば、九月への継続は沙汰止みである。二度目の夏風邪はいまだに治りきらず、こちらはなんなく九月へ持ち越しである。シトシト雨は、土砂降りに変わっている。私は、心静かに降りようを眺めている。わが罪と罰を思う、月替わりの嘆息である。