さいたま市中浦和駅近くにある「游山」という、以前から気になっていた蕎麦屋に初めて入店してみました。
枚数限定の粗挽きせいろを注文し、お茶を飲みながら、店内の様子を見回していました。
広く感じられる空間、混ぜ込んだわらの浮き出ている、白く塗られた壁、高齢の一人客が多く、静かな店内。
とても落ち着く雰囲気でした。
皆さん、食べ終えたら、さっと出ていかれます。
待っている間、薬味を載せた器が運ばれてきました。
陶器には詳しくないのですが、その形状から、店のこだわりが感じ取れます。
薬味はつゆ、ねぎ、わさび、そして塩。塩が出てきたのは、今まで蕎麦屋に入った経験の中でも初めてなので、どう食べたらいいのかわかりません。てっきりつゆに入れて食べるものと思い込んでいました。
いよいよ粗挽き蕎麦が運ばれてきました。蕎麦を啜ると、固めで非常に弾力のある食感。ここまで弾力のある蕎麦は、初めて食べたように思います。
塩をつゆに入れて食べるのですが、塩味がつゆに消されてしまって、味がよくわかりません。
食後、店を出た後、もしかしたら塩は蕎麦につけて食べるのではないか、と思い立ち、調べてみたところ、やはりそのようでした。
非常にもったいない思いをしました。
塩に粗挽き蕎麦の食感にと初めてづくしの店でした。
粗挽きせいろ
