夕霧物語

夕霧物語
竹本道正著

46判 144頁 並製本(小口折)
定価 1,200円
ISBN978-4-901735-25-4
 戦国時代も幕をあけたばかりのことであると始まる本著は、争いを好まぬ佐貫城主桃井隆景が家臣の裏切りにより、隣国の峯上城主佐々木信虎に責め滅ぼされ命を落とした。その忘れ形見である夕霧丸は家臣の手によって秘かに城の外へ連れ出される。夕霧丸の命を狙う佐々木信虎と桃井再興を願う落ち延びた家臣たちとの壮絶な闘いを描いた物語である。