「女心と秋の空」

10月4日(金曜日)、夜明けの空は雨が止んで晴れ間が覗き始めている。この先、秋天高い秋晴れになれば万々歳である。ところがそうは望めそうにない。このところの天候は愚図ついている。なぜなら気象予報士によれば、日本列島の地方や地域にあっては、雨の予報が多く散らばっている。ゆえに晴れの予報の関東地方であっても、ゆめゆめあてにはならない。せっかくの好季節にあっても、このところの天候は愚図ついている。「女心と秋の空」。時々刻々、どう変化(豹変)するのか? 気懸りな秋の空である。それでも頃は、確かな中秋の好季節にある。だから、天変地異の鳴動さえなければやはり、現在は一年じゅうで最も凌ぎ易い季節にある。地震に次いで恐れている台風にあって17号は、身体に大きく感知することなく、いつのまにか無難に去っている。それに続く18号台風は、ドンガメの動きを凌ぐのろまな吹きようで、未だに東シナ海あたりをウロチョロして北上中という。私は18号にあってはいち早く現在は、先島諸島あたりと書いた記憶がある。もちろんわが出まかせでなく、不断から信頼する気象予報士の予報を信じてのことである。この記憶をよみがえらすと18号台風は、北上はやめて逆に南の方へ下ったのかと思わざるを得ない。自然界の気象のことゆえに私には、珍紛漢紛(チンプンカンプン)である。だけど、大型台風と言う気象予報士の予報にたいして私は、早やてまわしにそれを恐れていた。このこともあって私は、さ迷う18号台風には今のところ、かなりの安堵(心)をおぼえている。そしてできれば18号もまた17号に続いて、日本列島への上陸はなく途中どこかに、消え去ってほしいと願っている。地震と台風すなわち二大の災禍さえなければ、秋の季節にはほかの気象の災いは小物ばかりである。なぜなら秋には、春のように長雨や嵐はなく、さらには夏のように雷雨や竜巻も稀である。風邪薬の服用はいまだに継続中である。しかし、きょうはいくらか寝坊助を免れて、朝へ引きずらずいまだ夜明けの寝起きにあって私は、こんな思いをたずさえていたのである。確かなネタなく、行き当たりバッタリの文章でお茶を濁し、継続の足しを目論んでいるのは、わが不徳の顕れと確かなその証しであろうか。おやおや、秋晴れへ向かうと思えていた天候はわが予測に背いて、小雨を降らし始めている。しかし、長雨にはなりそうになく、やがては晴れるだろう。なぜなら秋空は、良くも悪くも女心と同様に変わり身(豹変)速く、どちらかに転化するであろう。ところが幸運にもきょうは、わが心中にはまだ、この先確かな秋晴れの予感が渦巻いている。