季節の雨は、消費期限切れ迫る

7月17日(水曜日)。夜明けの薄明りの下、雨は止んでいるものの、夜来の雨が残したばかりの跡が、くまなく道路を濡らしている。隅々には、濡れ落ちた木の葉が汚らしくべたついている。起き出して来て、窓ガラスを開いて、道路を眺めたときの原風景である。今朝は、道路の掃除はできないと腹を決めた。ゆえに、心を鎮めてパソコンへ向かっている。いや、鎮めきれてはいない。一方では、こんな気分に苛まれている。すなわちそれは、道路が乾いた後に急かされて掃く、面倒くささと気分の鬱陶しさである。梅雨の季節の雨は、まもなく消費期限が切れる頃にある。期限が切れて、気象庁の梅雨明け宣言は来週あたりであろうか。それとも豹変し、今週末あたりになるのであろうか。こんないい加減な自己観測は、気象予報士の予報を観ていない祟りと言えそうである。日本列島のあちこちでは、すでに梅雨明け前特有の大雨による災害(被害)が報じられている。それなのにすでに梅雨明け宣言を受けたのは、沖縄地方だけに限られている。なんだか日本列島は、自然界(気象)に小馬鹿にされている感じである。もう十分に梅雨明けの証しとなる雨は降り、それによる災害はもたらされている。もしかしたら、関東地方だけがまだ降り足らないと、気象が駄々をこねているのであろうか。きのうのテレビ映像には、「京都・祇園祭の大雨」状況があった。京都の街は、大雨による人出の大混乱ぶりを見せていた。この映像を観れば、確かにこれまでの関東地方(鎌倉の雨)は、比べようもない小降りである。だとしたら、この先の雨が気になるところである。降りやんでいた雨は、風をともなって降り出している。私は欲深く、災害をもたらす大雨にならないことをひたすら願っている。なぜならわが家は、鎌倉市指定のハザードマップでは、土砂崩れ危険区域にある。