望月窯だより

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六月二十五日から二十七日まで古河の実家に滞在した。初日は蒸し暑く作業はあまりはかどらなかったが、翌日は曇り日で涼しい風が吹き抜けていた。畑の野菜たちは順調に育って、食卓を飾ってくれるので、草取りも畑の手入れもやりがいがありはかどった。アジサイが見頃であり、クチナシの花も良い香りを漂わせていた。念願叶ってヘチマの苗を植えることが出来、まだ見もしない花を思い描いて「たわし」作りに思いをはせている。
 敷地内を歩いていると、あれもこれもと、やりたいことが浮かんで立ち止まっては「いけない、いけない」と作業の途中だったところへ舞い戻って苦笑いだ。疲れれば木陰のベンチに腰かけて一休み。元気で訪れることが出来て幸せを噛みしめた。