「ひぐらしの記」誕生日

6月15日(土曜日)。薄雲を抱いて青く晴れた夜明けが訪れている。体調不調に見舞われている。認知知能も衰えている。きのうは、休んだ。きょうは、私自身がきょうあたりと勝手に決めている、「ひぐらしの記」の誕生日である。だけど、何歳になるのか? 記憶をたどるのも億劫である。唯一の記憶の支えは、書き始めてまもなく、孫の誕生日(7月4日)がきた。現在、孫は高校二年生、来月には17歳の誕生日を迎えるはずである。するとたぶん、「ひぐらしの記」も17歳であろう。「ひぐらしの記」は年を取って、もはや青春時代も終わりかけている。書き疲れて、草臥れるはずだ。おのずから、わが怠惰な心に鞭打つ気力は萎えている。この先、生存できる歳月は短い。だったらまだ、頑張ろうとは思う。しかし、お先は真っ暗である。「ひぐらしの記」、たしか「17歳」の誕生日にあって、歳月の呪(のろ)いに見舞われている。きょうは独り、誕生日祝いを真似て、アルコール無しの駄菓子の餓鬼食いになりそうである。休むつもりの文章は書けばこんなもの! なさけない。