6月6日(木曜日)。梅雨の合間の晴れ、曇り、五分五分の夜明けが訪れています。朝寝坊をしたため、文章は書けません。ひとしきり、哀しい望郷に瞼を濡らしています。きのうは甥っ子から、訃報メールが届きました。異母長姉の長男(福岡県大川市在住・享年89)の永別の知らせでした。故人は風貌がわが父親に似て、そして私は、家族に「もっとも、故人に似ている」と、言われ続けていました。うれしい言葉でした。ゆえに生前の故人には余計、親しみ感が増幅していました。とても、心根優しい人でした。私より年嵩(としかさ)の甥っ子はあと一人、姪っ子はあと二人います。いずれも、異母兄姉が恵んだ心根優しい人たちです。ただこちらには、私自身の訃報が先立ちそうです。訃報メールには、通夜は今晩、葬儀は明日の正午、とありました。生きている私はこの時間、年長甥っ子の生前の面影を浮かべて祈ります。こんなことを書いて、すみません。時が過ぎてもいまだ、どっちつかずの空模様です。