番外編、村・町・街・大都会

村で生まれ、高校は町へ通い、勤務時代は街の生活に明け暮れました。60歳定年後のこんにちまでは、村・町・街、らしい入り乱れる生活に身を置いています。きのう(3月13日・水曜日)の「バスツアー」の第一の目玉は、「成田山新勝寺」(千葉県成田市)でした。私には初見参でした。ここでは、境内の広さに驚くばかりでした。第二の目玉と言えるものは、昼食の「うな重」でした。ウナギは堪能するほどの厚みはなく、しかし9000円の参加費用を鑑みれば、それなりに舌鼓を打ちました。旅の後半、夕暮れ間近の頃にあってバスは、第三の目玉と言える「浅草寺」(東京都台東区)に立ち寄りました。ここには何度か訪れています。しかしながら境内は、様変わりになっていました。混雑する中にあって日本人は少なく、外国人の姿ばかりが目立ました。私は浦島太郎の気分に陥っていました。一方で、のどかな気分に酔いしれていました。なぜならそれは、外国人が日本の国の一端(観光地)を楽しんでくれていたからです。私もまた、久しぶりに大都会のいっときを愉しみました。「華の親子道中」はくたくたに疲れました。だけど、大沢さまの応援もあってかそれに背かず、老齢の身相応には愉しめました。人生の最後(最期)と思える旅は、無事に終わりました。最期迫るなかにあっては、再びバスツアーを愉しむことはないでしょう。そのせいかわが目は、暮れなずむ夕日、暮れゆく闇の中にあって、車窓から次々に現れる風景にこびりついていていました。この文章は、書くまでもないことを書いた番外編です。疲れは、とんでもない長時間の睡眠をもたらし、私は慌てふためいて20分ほど書きました。あしからず。