2月19日(月曜日)。所要あって朝駆けで東京(品川)へ向かうため、余儀なく休むつもりで寝ていた。ところが、いつもの習性で目覚めてしまった。仕方なく起き出して来て、これまたいつもの習性にしたがい、パソコンを起ち上げている(2:46)。睡魔は去っているけれど、脳髄は空っぽであり、心身共に文章をものする態勢にはない。そうであればと、3度目のいつもの習性にすがった。すなわち、ヤフーニュース項目の一覧の瞥見である。その魂胆はわが文章は止めて、継続文の足しになる記事を探そうという浅ましさだった。
きのうの夕方5時あたりから、延々と9時近くまで、私は現在行われている「卓球・世界選手権団体戦」(18日、韓国・釜山)のテレビ観戦に心身を埋めていた。この戦いには男女共に、来年の「パリオリンピック」における団体戦の出場権がかかっている。ゆえにきのうは共に負けてはならない、4チームが戦うグループ戦の第3戦目であった。グループ戦はあと一試合を残す4戦目があり、これに勝てばトーナメント戦へ勝ち進むこととなる。
グループ戦は3人で5戦が組まれていて、3勝すればチームの勝利となる。男子は苦戦しながらも3-1で、台湾チームに勝利した。続いて登場した日本の女子チームは、初出場の南アフリカチームと戦い、こちらはあっさりと勝利した。ようやく、この文章の狙いにたどり着いた。以下は、日本の女子チームにまつわる引用記事である。
【卓球界の暗黙ルールは消えたのか 木原美悠、平野美宇が11-0で完封ゲーム かつては1点与えることがマナー、モラルと言われた時代も】(2/18・日曜日 21:13配信 デイリースポーツ)。女子1次リーグ第3戦が行われ、日本は南アフリカを3-0で下し、3連勝を飾った。格下相手の戦いで気になったのが、第1試合に登場した木原美悠がパテル相手に第1ゲームを11-0で完封し、第2試合の平野美宇もサスマンを相手に第1ゲームを11-0で完封したことだ。第3試合の早田ひなは3-0でストレート勝ちしたが、完封勝ちのゲームはつくらなかった。かつては10-0になった段階でサーブミスや故意にミスショットするなどして、相手に得点を与えるのがモラル、マナーとされてきた時代があった。SNSでも「0点いつからオッケーになったの?」「暗黙のルールは古すぎる」「しかし11-0はすごい」「強すぎる日本」「1点与えるのがマナーってのもどうなのかな 相手に失礼じゃないかい?」といった反応が集まり、「ラブゲーム勝ちは反則負けが正式ルール」といった書き込みもあった。木原美悠は11-0、11-3、11-6でストレート勝ち。平野美宇は11-0、11-1、11-1と相手に2点しか許さない完璧な内容。早田ひなも11-1、11-2、11-1と付け入るスキを与えなかった。日本は19日の1次リーグ最終戦でブラジルと対戦する。
「らくちん」と思っていた引用文だったけれど、思いのほか時間のかかる、骨の折れる作業だった(3:28)。