前田静良

ひぐらしの記

西空の「満月」

7月23日(火曜日)。きのうに続いて悪夢に魘されず、いまだ暗い夜明け前に目覚めて、起き出して来てパソコンへ向かっている。そしてこれまた、きのう同様に心地良い夏の朝風を吹き込むために、きょうは全方位の窓ガラスを開いた。すると、思いがけなく自然...
ひぐらしの記

エネルギー漲る「夏の街中が好き」

7月22日(月曜日)。いまだ暗い夜明け前にある。いつもの悪夢との闘いを免れて、早く目覚めた。このため、この文章を閉じて、道路の掃除へ向かっても、まだたっぷりと時間がありそうである。だから、だらだらと長い文章になりそうな予感がする。長い文章に...
ひぐらしの記

心地よい夏の朝風

7月21日(日曜日)。窓ガラスを開けると、心地良い夏の朝風が吹き込んで来た。わが起き立ての憂鬱気分は、自然界の恵みに出合ってかなり緩んだ。わが人生には焼きが回り、とうに盛りを終えて薹(とう)が立っている。連日の悪夢に抗戦を挑んでいたところ時...
ひぐらしの記

夏が来れば、秋が来る

7月20日(土曜日)。いまだ夜明け前だけれど、薄暗く夜が明けたら、道路の掃除へ向かうつもりでいる。まもなく、夜が明けそうである。おのずからこの文章は短くなり、実のない文章のままに閉じる。道路の掃除と文章執筆の交差時間を解決しなければならない...
ひぐらしの記

心地良い夏の朝

7月19日(金曜日)。気象庁の梅雨明け宣言翌日後の晴れた夜明けが訪れている。きのうは棚ぼたの僥倖と思える好日に恵まれた。その事実を併記し、「自分祝い」を試みている。一つは関東地方においては、梅雨明け前特有の大雨による被害(大過)なく、スムー...
ひぐらしの記

切ない文章

7月18日(木曜日)。いつもより遅く目覚めて、そのうえに悪夢に魘されて、気分が鬱に陥り文章は書けない。そうであれば道路の掃除へ向かおうと、窓ガラスを開いて道路を見た。道路は生渇き状態にあり、掃こうと思えば掃けないことはない。ところが、こちら...
ひぐらしの記

季節の雨は、消費期限切れ迫る

7月17日(水曜日)。夜明けの薄明りの下、雨は止んでいるものの、夜来の雨が残したばかりの跡が、くまなく道路を濡らしている。隅々には、濡れ落ちた木の葉が汚らしくべたついている。起き出して来て、窓ガラスを開いて、道路を眺めたときの原風景である。...
ひぐらしの記

すでに、84歳

7月16日(火曜日)。「海の日」を含む、三連休明けの夜明けを迎えている。雨降りではないものの、曇天の梅雨空である。きょうにあってふるさとは、7月盆の送り日(火)である。現在、わが生家を守るのは、亡き長兄の長男(甥っ子)とその奥方である。この...
ひぐらしの記

嗚呼、きょうから84歳

令和6年(2024年)7月15日(月曜日)。「海の日」(祝休日)にあって、三連休の最終日である。きょうはわが84歳の誕生日であり、重ねて母の何回目かの祥月命日でもある。今、身体のあちこちには、ヌルヌルと汗が溢れている。1時間半ほどの道路の掃...
ひぐらしの記

よみがえる「ふるさと盆」の追想

7月14日(日曜日)。ふるさとは「7月盆」の最中(さなか)にある。起き出して、「お盆」の追想に耽っている。それぞれの御霊を浮かべている。今や、ただひとり生きているわが務めである。まぼろしの墓(前田家累代の墓碑)は、わが心中に建っている。盆に...