前田静良

ひぐらしの記

悲報と朗報

十一月十日(火曜日)、現在のデジタル時刻は2:54である。夜長の季節にあってはいまだに、真夜中と言っていいだろう。このところの関東地方には「小春日和」をはるかに凌いで、ポカポカ陽気が続いていた。ところが、きのうの気象予報士の予報によれば、き...
ひぐらしの記

偉業にまつわるエピソード

きのう(令和二年・二〇二〇年)、感銘を受けた国内外の出来事を一つずつ記録に留め置くものである。一つはテレビで視聴したアメリカ大統領選挙における、バイデン新大統領の勝利者宣言の演説の素晴らしさである。すなわち、バイデン新大統領の演説は、混迷を...
ひぐらしの記

哀れなるかな五官、年寄りの証し

令和二年十一月八日(日曜日)、パソコンを起ち上げると、ヤフーニュースの項目にはずらり、アメリカの大統領選挙における帰趨が並んでいた。私はバカ騒ぎに同調するほどバカではないため、どれひとつ記事を読むことはなかった。バイデン氏が勝利確実 米報道...
ひぐらしの記

晩秋の夜は長い

海の向こうのはるかに遠い異国・アメリカのこととはいえ、毎日テレビニュースで醜態ぶりを見せられると、ほとほとうんざりする。世界の盟主を自任するアメリカがこんな国であったのかと、日々驚くばかりである。こんな国に操られ、従順を余儀なくしてきた国々...
ひぐらしの記

万物の霊長、すなわち人間の面汚し

疲れているせいであろう。久しぶりに二度寝が叶い、目覚めて起き出してきたのは、夜明けて七時頃である。長く眠れたことではありがたいことだがそれはそれで、文章を書くうえでは焦燥感まみれになっている。同時に、秋の夜長を台無しにしたことでは、いくらか...
ひぐらしの記

矍鑠(かくしゃく)

わが未知の異国・アメリカ合衆国は、聞きしに勝る広い国である。いまだにこのたびの大統領選挙における決着、すなわち勝利者宣言は梨の礫(つぶて)の状態にある。異国のイベントゆえに、結果を待ち望む気持ちはさらさらないけれど、しかし早手回しの決着を望...
ひぐらしの記

たび重なる「秋の夜長の瞑想(迷想)」

人生において、「生き恥を曝(さら)す」人はたくさんいる。それぞれの人生における、逃れられない宿命とも、言えそうである。同義語としては、「晩節を汚(けが)す」という、言葉が浮かんでいる。必ずしも、同義語ではないのかもしれないが、そうであればわ...
ひぐらしの記

文化の日(祝日)

十一月三日(火曜日)、夜明け前は雨。昼頃から晴れの予報。 休みます。
ひぐらしの記

大阪市の「都構想」、否決

十一月二日(月曜日)、目覚めの気分は重たく、そのまま起き出してきた。そのため、文章を書く気分がまったく殺がれている。明らかに、起き出して来たままに書く、習わしの祟(たた)りである。  私はこの習性をこれまで、何度あらためようと思ったことであ...
ひぐらしの記

晩秋から初冬へ、

十月より月が替わって、十一月の初日(一日・日曜日)の夜明け前に身を置いている。寒さはそんなに感じなく、気分的には可もなく不可もない、いまだ真夜中のたたずまいにある(3:30)。  現在、胸中に浮かべているものの一つには、歳月のめぐりの速さ感...