望月窯 宗弘記念館

望月窯
MOTSUKIGAMA
宗弘記念館
SOUKOU KINENKAN

坂本宗弘が志しなかばで早逝(2005.2)したことは、家族としてはとても残念でなりません。 そこで何とか足跡の一部でも皆様に紹介することができれば、本人及び私達家族の慰めに もなると思い、この記念館を建てることにしました。やっと完成して、正式に開館する運 びになりました。

開館の御案内 (現在休館しています)
■開館日(当分の間原則として) 土・日曜日
■開館時間 午前11時~午後4時まで
■入館料 無料
■場所 茨城県古河市上片田1013-18
TEL・FAX 0280-76-5827
JR宇都宮線野木駅下車東口タクシーで10分
(小山合同タクシー 0280-55-1122)

 

望月窯 近況
やっと少しずつ手入れが出来るようになりました。
まだ開館までには至りませんが、近況報告をしていこうと思います。

2026

春近し

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 三月になって、古河の実家の落ち葉掃きもようやく終盤戦となった。楓や朴の大木の根元には太い根が地面から盛り上がって年月の積み重ねを物語っており、丁寧に落ち葉を掃き出しながら感慨深いものがある。
 今年はどうやらカタクリの花に出会えた。増やしたいのだけれどなかなか株が増えない。ようやく二輪の花になった。うつむいて可憐な花だ。クロッカスがあちこちに乱れ咲き、スイセンも咲き始めていた。落ち葉掃きに忙しくて、なかなか植木を一本ずつ確認できずに終わっている。梅の紅白の花、ぼけの花も咲いていた。ブルーベリーが沢山の花芽を出していた。かろうじて残った源平桃の苗木は去年花が咲いた。今年も咲くだろうか。早くゆっくりと庭を楽しめるようになるといいけれど……。

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             神々しい朝焼け

 今年になって二度目の訪問である。今のところイノシシの害からは逃れているが、寒さにも勝てない。昨年の冬になって大きなケヤキとムクノキの落ち葉が大量に積もっている畑や庭の掃き掃除に追われている。少しずつ片付いていくのが楽しみである。
 夜明けはまだまだ遅いのだが珍しく朝焼けに出会った。震えながらカメラを持って庭に出る。神々しい朝焼けの空に見とれていた。

2025

タマネギの苗

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  毎年この時期にタマネギの苗を購入するのだが、そのタイミングに四苦八苦する。タマネギの苗は、すぐに植えなくても一週間ぐらいはそのままにしておける。今年は良い苗が届いたけれど、実家に行く日にちを考えて、注文したが、やっぱりタイミングが悪かった。暗い部屋に保管しておいたが、だんだん葉が枯れ始めている。後二、三日もってほしい。サツマイモの苗の時もヒヤヒヤしたけれど、どうにか間に合った。しかし、イノシシにやられてしまった。それでも畑は止められない。

あーあ、またやられてしまった

 九月に入って二泊三日で実家へ行った。畑は水不足でからからだ。さつまいもも葉っぱに元気がない。どのくらい育ったのか根元をちょっと探ってみた。太さ3センチほどのものができていた。妹と二人、「今年はいいかもね」などと顔を見合わせた。台風が近づいているとのこと。翌日は雨模様。夜になって本降りになった。前回の時にも雷があった。今回も遠くで雷鳴が響いていた。帰宅する日、朝の畑の見回りをしていると、周囲を巡らせている網が破られて、草の置き場が荒らされている。はっ見るとサツマイモの畑が蔓を全部噛み切られほっちらかしになっている。土は掘られて、全滅だった。イノシシがやってきたのだ。ずっときた形跡が無かったので安心していたら、やられてしまった。もうどうにもならない。また対策を考えなくてはならない。しかし、帰宅時間が迫っていた。今回はほったらかしにしたまま帰ることになった。だんだん長閑な田舎暮らしもできなくなりそうだ。害獣の被害に遭った農家の人たちの怒りが伝わってくる。どうにかならないものか。くじけちゃならない田舎暮らし。

この指止まれ

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2025_06_28akatonbo-0.jpg 六月二十六日から二泊三日で古河の実家へ行ってきた。今回はいつもの予定日に雨が降るというので日にちを変更した。
 古河の敷地は草が茂り、とってもとってもきりがない。けれども日陰を探しては、黙々と励む。何もかも忘れて、ただひたすらに草の根元をめがけて鎌を差し入れる。汗だくだくになりながら、取り終えたところを眺めては達成感に浸る。
 今年はサツマイモの苗がうまく根付いた。小さいのが少ししかとれないが、甘くておいしいので味を占めて、懲りずに挑戦している。
 若々しい赤とんぼがたくさん飛んでいる。のんびりと寄ってきて体のどこにでも止まる。自然の中にいることが実感できるひとときである。

雪の記念館

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 三月初めに二泊三日で古河の実家へ行った。お天気を気にしながらだったが、案の定、到着した夜から雨が雪に変わって翌朝は雪景色だった。一日中家の中で過ごした。

今年もまたフキノトウ

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 水仙はまだ蕾が多く、白梅と紅梅が花盛りだった。ちょうど良い時期になかなかめぐり逢えなかったが、今回はじっくりと花を見ることができ、頭の中には梅の実が思い浮かんでいた。今年はジャムが作れるかな。
 カタクリの花が株が三つに増えており、それぞれに蕾がついていた。開花を見ることはできないかもしれない。
 ふきのとうは花が咲いていた。まだ蕾もあり、蕗味噌を作るんだと妹はせっせと摘み取っていた。

2024

イノシシ参上

 出ました! 出ました! 何物かはまだわからないのですが、草や枯れ葉、伐採した木々、など堆肥作りのため積んでいる置き場を大荒れに荒らし回ったものが居るのです。先々回に訪れた時から始まって、今回もやられました。ヒステリックな暴れ方で、妹と二人、もう笑うしかありませんでした。次回もまたやられるのかとヒヤヒヤしています。
 まだ夏の暑い盛りに、田んぼのあぜ道を通って散歩していたら、「この付近にイノシシが出ます」と立て札が立てられていた。それ以来、散歩はひかえています。せっかく、見渡す限りの田園風景をながめながらの朝の散歩を楽しみにしていたのですが、無人の田んぼのあぜ道で、イノシシに追いかけられたら逃げ場がありません。
 そのイノシシがわが望月窯にもやってきたのでしようか。何か対策を講じなければ、作物にも被害が及びます。とりあえず、害獣対策 イノシシ対策に効果有りと宣伝されている「ひとで、でんでん」という ヒトデの粉末を購入しました。高い買い物です。
 のんびりと畑仕事も出来ない世の中になっていくのでしょうか。不安が募ります。

落ち葉の季節到来

 十一月十二日から二泊三日で古河の実家へ行ってきた。落ち葉の季節になった。朴の木の大きな葉っぱが敷地一面を覆っていた。ムクやケヤキの葉も少しずつ降り積もっていく。掃いても掃いても風もないのに落ちてくる。落ち葉を掃き集めて、堆肥にするためにあちらこちらに何往復もして積み上げていく。草取りも大変だけれども当分の間落ち葉掃きに明け暮れる。今回は、暖かく風もなく、絶好の野良仕事日和だった。

秋野菜のシーズン

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 望月窯もいよいよ秋野菜のシーズンです。十月十五日から二泊三日で行ってきました。野木の駅で降りてタクシーで近くのホームセンターコメリに行き、野菜の苗を購入しました。実家へ到着すると昼食を食べて、すぐに畑に植え付けの準備をして苗を植えました。ショウガが数回の土寄せのお陰で元気に育っています。
 妹は、新生姜をねらってたびたび遠慮しながらも抑えきれずに収穫していました。いつもは植えっぱなしにしていたのでなかなか葉が茂らなかったけれど、今年は収穫できそうです。
 白菜、キャベツ、リーフレタスの苗を植え、ターツァイの種をまきました。
 抜いた草を積み上げているところを何物かが暴れ回って、掘り返していました。イノシシがやってきたのか、とにかくすさまじい荒らしようでした。先回訪れた時、田んぼの方を散歩していたら、イノシシが出るとの注意書きの立て札が立っていました。きっと実家にもやってきたのでしょう。幸い畑の方までは入ってきていなかったようですが、注意してもどうにもなりません。次回訪れた時、どうなっているか心配です。

柿の実泥棒

 実家の庭に柿の木が四本あるのだが、枝が伸びて手に負えなくて、馴染みの大工さんに昨年太い枝を思いきって切り落としてしまい、今年は実は諦めていたのだけれど、次郎柿の垂れ下がった枝の先に五個ばかり実が付いていた。前回訪れた時はまだ青かったのでそのままにして二週間ばかり経って今回訪れてみると、姿形が消えていた。「ああ、やられた!」と枝の先の地面を見ると、一口ほど遺した実が無惨にほったらかしにされていた。オレンジ色に色づいていた。腹立ちをぶつける相手の姿はなく、カラスの鳴き声が聞こえてきた。妹が「バカヤロウ!」と鳴き声の方に向かって叫んだ。
「よしなさい。カラスは悪態をつくと仕返しをしてくるってお父さんがいつも私に言っていたわよ」
 と、悔しさを押し秘めてたしなめた。
 その時、頭上から枯れ枝が足元に落ちてきた。
「ほらね、カラスに聞こえたのよ」
「ほんとだ! 憎らしいこと」
 二人で顔を見合わせて笑い合った。

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 9月17日から19日まで古河の実家へ出かけた。連日猛暑が続いていて、農作業も楽ではないが、十八日の朝は、金色に輝く空が見られた。太陽は木々の向こうで今日の猛暑の予兆を示していた。思わず両手を合わせて拝みたくなるような厳かな夜明けであった。
ヘチマはビックリするほど大きくなっていた。これならタワシがたっぷり作れる。初めの頃は、雄花ばかりだったのに、雌花が咲くようになると、受粉などしてやらなくても自然に交配している。

ヘチマのたわし

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 今ごろになって古河の実家のヘチマが花盛りになった。雌花も結構出て来ているまで、楽しみだ。我が家のベランダのヘチマは一本だけ実が大きくなり、黄土色してきた。ネットで調べてみると、緑色のままヘチマタワシを作っているので、私も思いきってやってみることにした。ヘチマの実は六等分ぐらいに輪切りにして大きなナベで三十分ほど煮た。柔らかくなったので水に浸して冷まし、皮を剥くと白い編み状の繊維が出て来た。あとはひたすら揉んで種をだし、干して乾いたら完成。もったいなくて使えない。

夏の花々

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 7月9日から11日まで古河の実家に滞在した。着いた日は蒸し暑くて畑仕事は出来ないので、収穫作業だけにした。らっきょうが植え替え時期になっているので、いったん収穫して種らっきょうだけ八十粒残して、塩漬け用に皮むきをしてから小瓶に漬けた。妹はらっきょうに目がない。漬けてすぐに味見をすると、「止まらない」と言いながら、ちょこちょことつまみ食いしていた。
 ブラックベリーも収穫したのですぐにジャムにした。すると「パンが食べたいね」ということになり、翌日朝食を済ませてから近くのコンビニまで散歩がてら買いに出かけた。実家で散歩するのは久しぶりで、たんぼ道を片道二、三十分かけて歩いた。涼しい風が吹き渡っていた。
 種らっきょうとして残した八十粒を地植えにした。その後はまた延々と草取りをした。背丈が伸びた草むらにはカサブランカやヤマユリ、キキョウの花咲き乱れ、ムクゲのピンクの花が涼しげだ。アジサイも木陰でまだ咲いている。

ヘチマを作ろう

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 六月二十五日から二十七日まで古河の実家に滞在した。初日は蒸し暑く作業はあまりはかどらなかったが、翌日は曇り日で涼しい風が吹き抜けていた。畑の野菜たちは順調に育って、食卓を飾ってくれるので、草取りも畑の手入れもやりがいがありはかどった。アジサイが見頃であり、クチナシの花も良い香りを漂わせていた。念願叶ってヘチマの苗を植えることが出来、まだ見もしない花を思い描いて「たわし」作りに思いをはせている。
 敷地内を歩いていると、あれもこれもと、やりたいことが浮かんで立ち止まっては「いけない、いけない」と作業の途中だったところへ舞い戻って苦笑いだ。疲れれば木陰のベンチに腰かけて一休み。元気で訪れることが出来て幸せを噛みしめた。

蘇ったブドウ

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 六月十一日より二泊三日で古河の実家に行ってきた。今回はとびっきり嬉しい出来事があった。それは、すっかり枯れ木になってしまったブドウが新芽を出したことだ。十数年前に苗木を購入し、自宅で鉢植えにしていたものを実家に運んで地植えにしていた。忙しさにかまけて手入れを怠ったため、年々先細りになった。もしかしたら場所が良くないのかと思い、掘り返してみた。根が弱っていてあきらめ顔で、生ゴミを入れて堆肥にしていた場所に植え替えた。
伸びていた蔓は枯れたようになって今年も芽吹かなかった。それが根元の方から新芽が出てきたのだ。そして、蔓が伸び始めた。今年は実りはないかも知れないが、来年には実がつくかもしれない。

三匹の金魚

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 今年ピンクが先にピンク色が先に咲きました。金魚が一段と大きく育って、いつも妹が餌をやっているので待っているようです。足音を聞きつけて水面に上がってきます。三匹いるのですが仲良しこよしでおっかけっこをして泳ぎ回っています。

サツマイモ(紅はるか)の苗

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 五月十四日から十六日まで古河の実家へ行ってきた。サツマイモ(紅はるか)の苗を通販で一週間前に購入済みで、枯れないか心配でたまらなかった。苗の保存方法を調べて、縦にして置き、ビニールを被せて暗いところに置いておくとなっていたので、その通りにしていたのだけれど、だんだんしなびてきて、葉も黒っぽくなってきたので二、三日水につけておくとよいとのことで、実行した。それでも随分くたびれてしまい、湿らせた新聞紙にくるんで持って行った。到着するとすぐに植えたが、どうなることか。同時に種ショウガも購入したが、こちらは日に当てて芽出しをするということだった。とにかくにわか農民は未経験のことばかりで、失敗ばかりしている。
 シュンギク、ブロッコリー、つるなしインゲン、サニーレタスの種を蒔いた。どうやら今年も畑らしくなってきた。

掲示板の景色

 どうでもいいことかもしれないけれど、毎回登場しているのでちょっと紹介させていただくことをお許しください。掲示板のこの景色は、宗弘記念館です。亡き弟を偲んで建てたもので、陶芸の作品と弟の陶芸の研究資料を展示していたもので、両親の存命中には公開していました。現在は父の絵も展示していますが、閉館にしています。
 母屋は記念館と向かい側で地続きの別棟になっていて、陶芸の教室や工房、窯小屋なども別棟になっています。いつの日にか記念館を開館したいと思いながら今日に至っています。

夏野菜の季節到来

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 いよいよ待ちに待った夏野菜のシーズン。四月二十九日から五月一日まで望月窯に滞在。初日のお昼頃に到着した。ウグイスの鳴き声が歓迎してくれた。キジの高い鳴き声も時々聞こえてくる。どうやら近くの竹藪の中に住んでいるようだ。過日にも三羽の雄のキジを見かけた。
 去年からずっと畑や庭の草取りに追われた。寒い冬が過ぎれば、すぐに草が芽を出す。畑には玉ねぎ、ニンニク、絹さやが育っている。温室にはナス、ピーマン、きゅうり、さといも、トマト、モロヘイヤを植えた。らっきょも長い葉を茂らせている。
 ノブキもすでに食べた。ニセアカシアの花があちこちの林に咲き、朴の木に白い大きな花が咲いて、農作業をしている鼻先に香りが届き、一日中癒やされた。どこを眺めても新緑が輝いて気持ちがよい。

姫リンゴの花咲く

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古河の実家に姫リンゴの木がある。小さな赤い実はりんごにそっくりで、いつだったか妹が「おいしそうだよね。食べられないのかな」と思い立ってネットで調べた。ジャムに出来るということだった。それならば、是非挑戦してみようと実が成るのを楽しみにしていたが、そう気がついたときには長い間ほったらかしにしていたので、実が成らないどころか、花も咲かなくなった。昨年は時期に合わせて剪定した。そして、今年花盛りになった。実が成るのが楽しみだ

藤の花房

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 母が大事にしていた藤を花が咲かないまま、手入れの余裕もなく面倒で、毎年伸びた蔓を無造作に切り詰めていた。数年前に思い立って、駐車場に続く私道の脇に蔓を這わせることにした。手入れをしても花が咲くことはなかったので、花の時期も気付かずに気にもとめていなかった。ところが、今週の初めに訪れて帰宅するとき、家の周りを見回っていたら、なんと藤の花房が垂れ下がっているのが目に留まった。
「咲いた、咲いた。藤の花が咲いた」
 私は思わずカメラを取り出してシャッターを切った。曇っていたのでうまく撮れなかったが、この次訪れた時にはもう花は終わっているだろう。今度からもっと丁寧に世話をしようと心に決めた。

漂う春の気配

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四月二日から四日まで古河の実家へ滞在した。畑も庭もいよいよ春めいて水仙の花が満開だった。真っ赤なボケの花が静かに時を刻んでいた。玄関の庭には毎年楽しみにしているカタクリの花が八年も経った今年、株がようやく三株になって花を咲かせていたが、残念ながら後の祭りだった。それでも株が増えたことは嬉しかった。キャベツが食べ頃になっていて、一つ収穫して食べた。玉ねぎ、ニンニク、ネギ、ニラ、いちご、ブラックベリー、ブルーベリー、らっきょなど生長していて、やっと畑らしくなった。
 今年は畑の方法を変えて、タァツァイ、ビタミン菜の種まきをした。雨模様だったのでグッドタイミングだった。

待ち遠しい春

2024_03_07motukigama-0.jpg雪の予報が流れる二月五日から二泊三日で古河の実家を訪れた。このところの思わせぶりな春の訪れをくつがえして、冬の寒さに逆戻りである。グンと背丈を伸ばして春待ち顔だった庭の水仙が、身を縮めて震えている寒々とした望月窯の風景である。

フキノトウ見つけたよ

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 古河の庭や畑の落葉はお掃除してすっかりなくなった。土の表面が見えているので、水仙がたくさん葉を伸ばして、堅いつぼみがたくさん顔を出している。近所の人が持ってきてくれた太めの蕗の芽(フキノトウ)が、先回の時は三個取れたが、今回は花が咲いていた。ノブキの方はほんのわずか固い芽がのぞいていた。次回に訪れた時にはもう花が咲いているだろう。

2023

禅寺丸柿

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 手元に2018年12月9日の読売新聞の切り抜きがある。古閑さんから送っていただいたものである。父が「禅寺丸柿」の苗を植えた話を掲示板に投稿したら、たまたま記事を目にして送ってくださった。その禅寺丸柿の木は、父が亡くなって手入れが行き届かなくなってすっかり弱ってしまい、枯れる寸前だった。ある年弱った幹から枝が伸びてそれを大切に育てていたら、数年前から新しい幹に成長した。一昨年やっと花が咲き実が成ったけれど雹の被害を受けてしまった。昨年も数個実が成ったが、実らなかった。今年はじめて六個ほど無事に熟れた。妹はその柿を食べたことがないという。父の元気だった頃は、毎年沢山実実が成って、楽しみだったのに、妹は食べる機会が無かったようだ。妹は一口食べて「この食感といい、味といい、これぞ柿よね」とおいしい、おいしいの連発。ふたりで顔を見合わせて、「大事に育てようね」と頷き合った。

虫嫌い

 先週火曜日から二泊三日で古河の実家を訪れた。ホームセンターで野菜の苗を購入した。苗を選んでレジで精算をしていると、若い女性の店員が苗のポットに手を伸ばして取り上げようとしてためらっている。その動作を何度か繰り返しているが、先に進まない。
「どうしたの?」と私が訪ねると、「虫が……虫が……」と言ったきり固まっている。
「どこにいるの?」と私はカウンターの上の精算かごをのぞくけれど、見当たらなかった。店員は、指で恐る恐るポットを指さしている。その姿は今にも逃げるような仕草である。
 よく見ると、ポットに植わっている苗の根元に枯れた笹の葉のようなものがある。動けなくなったバッタが一匹横たわっている。
 私は即座につまみ店の入り口から外へ放り投げた。バッタは飛び立っていった。
 店員は再び元気よくレジを打ち始めた。虫が嫌いな人は、体が固まってしまうほどなのだと始めて知った。しかし、野菜の苗や苗木など扱っているのに、今回が初めてではないだろうに、普段はどうしているのかと気になった。
 何となく微笑ましく、心が和んだ買い物だった。

樋の掃除

 八月に入って二泊三日で訪れた古河の実家は、帰り際になって、妹とタクシーを待っていると、一羽の鴉が実家の二階の屋根の樋に止まって何やら口にくわえていた。目ざとい妹がすぐに「お姉ちゃん、鴉の巣があるよ」と指さした。よく見ると、以前に鳥が巣を作って雨漏りがした場所だった。ほとんど毎年、出入りの大工さんに樋の掃除をしてもらっているのに、今度は鴉が余計な仕事を作ってくれた。今年はまだ掃除を頼んでいないので、帰宅すると早速頼んだ。どうやら台風は免れそうなので、お盆明けにやってくれると言うことで一安心した。
 大きなケヤキやムクや朴の樹木が枝を伸ばして木陰を恵んでくれるのは有り難いけれど、やはり手入れが大変だ。

             自然が取り柄

私の古河の実家「望月窯」は、古閑さんのおっしゃるように現在別荘代わりに訪れていますが、のんびりと過ごせるほど整然としているわけではなく、とにかく庭や畑の草むしりや手入れに明け暮れて、二泊三日が過ぎていきます。その合間に季節の野菜を育てています。草むしりも庭の手入れも野菜を育てるのも楽しいひとときです。遺してくれた両親には感謝しながら、早くゆっくりと過ごせる時間が持てるようにとせっせと働いています。
 油断していると萱や笹が茂って、腰の高さぐらいになって、風雨でなぎ倒されると手が付けられなくなります。今はドクダミも伸びていて、白い花が愛らしく咲き乱れていますが、その草丈は五十センチぐらいにもなります。引き抜くと白い根が十センチぐらいあります。私はドクダミの臭いは嫌いではないので、気分良く引き抜いていきますが、嫌いな人は絶えられないでしょう。
 庭木が天高く伸びて、手の届く範囲は切り詰めますが、伸びきってしまった枝は上空を覆って、日陰を作ってくれます。
 とにかく夏場の草取りは日陰を探しての作業なので、暑さとの闘いもあってはかどりません。
 そんなわけで、別荘と言っても自然だけが取り柄の環境です。

キリギリスの脱皮

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六月二十六日から二泊三日で古河の実家を訪れた。到着すると中庭のポリバケツの池の睡蓮の花が出迎えてくれた。クリーム色の花で、まるで私たちを待っていてくれたような開花だった。
畑の野菜たちもそれぞれに成長していて、食卓を賑わせてくれた。里芋の葉が伸びていた。サツマイモ(べにはるか)の苗も順調に育っていた。蔓が出てくれば切って植えることが出来るが、まだ時間がかかりそうだ。
 草取り、木々の剪定など仕事は山積みだけれど、ウグイスが人恋しかったのか、近くまでやってきて、一日中鳴いていた。先回訪れた時には、雉の鳴き声と羽ばたきが聞こえていたが、もう時期が過ぎたようで、今回は聞こえなかった。
 帰宅する日の朝、庭に出ると水道の蛇口の口先に若葉のような緑色のキリギリスが止まっていた。「水を飲みに来たのかしら」と一人呟いて指先で触れてみたけれど飛び立つ気配がない。見事な卵管があり、卵を産み付けたりしたら困るなと思いどかしておいた。再びそばを通りかかるとまた戻ってきている。よく見ると、脱皮している最中だった。初めてのことで、蛇口にぶら下がっていたのは、「水を飲みに来たのではない」ことがわかって、どかしたりしてごめんなさいと謝った。脱いだ薄皮が上の方にあったので、どうやら無事に脱皮できて良かった。

             真夜中の停電騒ぎ

 六月十二日から十四日の予定で古河の実家を訪れた。雨模様のぐずついた天気だったけれど、十三日火曜日はどうにか晴れ間が覗いたのでいつもの通り畑仕事や草取り、樹木の剪定などと忙しく立ち働いた。
真夜中の二時頃ベッドの上で眼を開けると寝室は真っ暗で何も見えない。私の脳裏に突如失明したのかと衝撃が走った。
 寝室は、真夜中に目覚めたとき暗闇では危険なので、隣室へと続く廊下廊下の足元灯の明かりが届くようにとドアを開け放している。だから寝室は薄暗くなっている。
ところがこの時は眼を見開いても暗闇の中だった。視線を動かすと蛍光灯の紐の先についているグッズの光が眼に入った。
「ああ、よかった。失明したのではなかった」
 私はホッとしたのもつかの間、寝室がなぜ真っ暗なのか一瞬理解できなかった。
「電気が切れたのかしら」
 私の頭の中はまだ目覚めのスイッチが入っておらず鈍いままだった。
ゆっくりと起き上がって、暗闇を眺め回しながらやっと頭が回転しだした。
「えっ、停電? どうして?」
 今度はなぜ停電しているのかわからない。梅雨に入って、各地で雷注意報が出ていることが頭を過ぎった。
「まさか、停電が起きるほどの雷が鳴っているのに目が覚めなかったってこと?」
 そう思うと眠るというのはそこまで意識が無くなることなのかと恐ろしくなった。
 とにかく起きて、部屋中の点検をしなければならない。
 その前に真っ暗闇の中で懐中電灯を見つけ出さなくてはならない。傍らの妹に声をかけて停電をしていることを知らせた。妹はすぐにスマホのスイッチを入れた。どうやら電源を確保できて歩く道筋は照らされた。隣の部屋に置いてある人感センサーライトを持って階下に降りた。
 ブレーカーを見たが落ちていなかった。家の外の様子を見たが、周囲は民家がないため明かりは見えない。遠くにちらほらと光が見えるが、外は雨が降った様子はなかった。
 妹がスマホでしきりに停電情報を調べている。特に近くで停電している情報は無いという。
「東京電力に電話して聞くしかない」ということで、電気料金の通知書に書かれている「停電・設備に関すること」となっている電話番号に携帯から電話をかけた。
電話音声で「緊急」の番号を押すとすぐに繋がった。現在、実家の地域に停電はないという。「それじゃあ、どうしたらいいですか」と聞くと、「調査に向かいますが、立ち会ってもらえますか」と言う。「今すぐ来て頂けるのですか。もちろん立ち会います」と応えると、「一時間から一時間半ぐらいかかります。その場合、もし、お宅の方に原因があったら、一万三千円かかりますが、よろしいですか」と言われ承知した。
しばらくして私の携帯に故障・設備担当だという若い男性の声で電話がかかった。
「そちらの地域で電線が切れていてこれから修理に向かいます」
とのことだった。
私はまだパニクっていて、どれぐらいかかるのか聞くことも忘れて電話を切ってしまった。時計は二時半過ぎだった。それから待つこと一時間近く経ったが、何の音沙汰もなかった。
 私は携帯に入っている先ほどの男性の番号に電話を入れた。
「今、着手したところです。もう暫く待ってください」と、忙しげに応答された。
「井戸のモーターが止まっていて、真っ暗な中で水も出ません。不安なのですが、どれぐらい待てば良いのですか」
 と、思わずどうにもならない不安をぶつけてしまった。
「そうですよね、もう暫く待ってください。いま、作業しているところです」
 と申し訳なさそうに、しかし、電話の応対をする暇も無いというよう様子が伝わってくる。私は電話を切ってから、自分の身勝手な態度を思い起こし恥ずかしくなった。
 それから、今のソファーでうとうとしていて外の物音に気がつき、玄関を開けて出てみると、自宅の私道に入る砂利道の細い公道に作業車が止まっていて、大声を出して点検をしていた。私は近づいて行くと、「もうすぐ通電しますから、ご迷惑をおかけしています」と若い男性の方がこちらに向かって歩いてこられた。
「ここからだいぶ戻ったところで蛇が電線に絡まって感電していて、断線したのですよ。見つけるのに時間がかかりました」
と、説明を受けた。
「連絡してくれた方ですか」
 と、改めて聞かれて、私は、
「慌てていたものですから、騒がせてしまってすみません」と詫びると、
「連絡いただいて助かりました。連絡が今ごろになっていたら、もっと時間がかかって大変でした」
 と帽子を取って頭を下げられて、私は恐縮してしまった。
 今回の真夜中の突然の停電騒ぎで私は、このところの災害のことを色々と考えさせられた。
「真夜中に、真っ暗闇の中で作業をしなければならない工事の人も大変だね」
 妹もしみじみと有り難みを感じているようだった。

五月の収穫

2023_05_31ninniku-0.jpg2023_05_31tamaneg@-1.jpg2023_05_31daikon-2.jpg 二週間おきに訪れている古河の実家から本日帰宅した。今回は野菜の収穫が出来た。手提げ袋にずっしりと詰め込んだ野菜を持ち帰ることが出来た。実家での食卓にも新鮮な野菜が食べられて大満足だ。今回は草取りに加えて気がかりだった樹木の剪定をやった。まだまだ続くが、野良仕事を終えた快い疲れに満たされて帰路についた。

収穫

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古河の実家の畑の続きです。今年は紅梅の梅の実が沢山なった。何時の年だったかその年も実が沢山なったので収穫を楽しみにしていたら、いつの間にか消えて無くなっていた。今年はそれに懲りて、少し早かったけれど青梅を収穫した。そして、梅ジャムを作った。苦みがあったので妹のスマホで調べてあく抜きが足りないことが判明した。そこで丁寧に辛抱強くあく抜きをしたらまだ少し苦みは残っていたが、甘酸っぱい爽やかな味になった。大成功である。
 キャベツは冬を越して葉ばかりがどんどんおおきくなっていったが巻かないので諦め気分でそのままにしていたら、やっと巻き始めて、今回の収穫となった。大根も手頃な大きさになって収穫できた。少しずつではあるが、農作業のこつのようなものがわかってきた。
 夏野菜に棒を立てたり、藁を敷いたりと手入れは色々あるが、収穫を楽しみにせっせと野良仕事をして、後ろ髪引かれる思いで帰路についた。

新緑の五月

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 五月の望月窯は新緑真っ盛り。到着すると、ウグイスの賑やかな歓迎のさえずり。遠く近くでキジの甲高い声。水仙の花は姿を消し、アヤメ、オオニソガラム、都忘れ、雑草の花々、紅梅の実がぎっしり、柿の花芽が顔を出し、すっかり初夏の景色になっていた。
 ベツレヘムの星と言われるオオニソガラムは真っ白な花を緑の雑草の中で咲いていた。今年は良い時期に訪れた。

ウグイス、キジの声がお出迎え

2023_04_18botan.jpg 四月十七日から十九日の二泊三日で古河の実家に行ってきた。到着するとすぐにウグイスの鳴く声に迎えられた。ウグイスは一日中鳴き続けてくれる。それに加えて、キジの甲高い声がする。先回来たときは遠かった声が、今は隣接する竹やぶの中から聞こえていた。その姿はなかなか見ることができないが、声がするとデジカメ片手に忍び足手声の方に近づいていくが、未だ出会うことができないでいる。それでも、キジの力強い鳴き声には身が引き締まる思いがする。
 玄関の所に植えてあるボタンの花が満開だった。いつもは散った後に訪れることになっていたが、今回はグッドタイミングだった。画像では濃いピンク一色に見えるが、白の地色に紅色が混じった鮮やかな大輪である。
 父が生前に知人から送っていただいたもので、玄関先に植えて大切にしていた。だんだん背丈が伸びてしまって、花の時期が終わったら剪定しようと思いながら、なかなかできないでいる。

母の好きだったカタクリの花

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三月二十日から二泊三日で古河の実家を訪れた。この週はお彼岸だったので、十八日にお墓のお掃除をしてお花を供えお参りをした。翌十九日にはお寺に卒塔婆を頂きに行き、お墓に供えた。実家の先祖代々のお参りは、神道では春のみたままつりの案内が来るので、毎回御神前として送金をしている。
 何時も実家を訪れるとまず、神棚にお参りをする。棚には父母や弟、先祖の霊璽(仏式の位牌にあたるもの)が祀られている。父母、弟の小さな写真が飾ってある。
 畑に春蒔きの野菜の種(葉大根、レタス、ニンジンなど)を蒔いた。ニンニク、玉ねぎ、いちご、小松菜など順調に育っていた。水仙が花盛りで、ボケの真っ赤な花が見頃だった。源平桃、李の花も咲き始めていた。
 母が亡くなって八年になるが、私の夫が母にプレゼントしたカタクリの花が二輪咲き終わっていた。だいぶ前に一株だったものが二株に増えたが、花は今年が初めてだった。
 望月窯もやっと春が訪れて、これからまた草取りに追われる季節がやってきた。

ふきのとう見つけたよ

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 三月に入ってようやくまた古河の実家に行くことができました。二泊三日の宿泊ですが、落葉の掃除が残っていて、しかも萱の立ち枯れを一本一本抜き取る作業もあり、大忙しでした。少しずつ春めいてきて、フキノトウもまだすこし蕾のまま残っていて、妹が大喜びしていました。庭木もつぼみが膨らみ、水仙が一面に首を伸ばしていました。白梅は花盛り、紅梅もぎっしりつぼみを付けていました。これから水仙の花が真っ盛りになり、若葉の季節になります。

2022

梅雨が過ぎて

 七月四日から二泊三日の滞在の続きです。禅寺丸柿の画像の中で実が付いているのを見つけることができますか。いろいろな角度から実を撮ることを試みたのだけれど、この方向しか実が撮せませんでした。
 ブラックベリーの若蔓にアマガエルが留まっています。アマガエルは水辺に生息するのかと思っていたら、繁殖期が過ぎると地上で生活するのだということをテレビのドキュメンタリーで知りました。今の時期は建物の周辺に沢山見かけます。目が合うとじっと動かなくなるのでカメラを向けて「じっとして、動かないで」と話しかけながらパチパチ撮ります。
 盛りを過ぎたアジサイの花が、まだ色鮮やかに咲いています。花が終わるまで剪定しないでいると、いくらでも背が高くなって形が悪くなるのですが、毎年剪定の時期を迷ってしまい、うまくいきません。

ムクゲの季節

 七月四日から二泊三日で滞在した。二種類のムクゲが花盛りであった。だいぶ前にピンクの色をした種類が枯れてしまったため、新しく苗を探して植えた。それが根付いた頃に、種が落ちていつの間にか枝を伸ばしたムクゲに気付いた。何年かして花が咲くと、新しく購入したものとよく似た色の花が咲いた。ムクゲの枝は細く真っ直ぐに伸びる。その枝の出方が旺盛で、放っておくと手に負えなくなる。いま、まさにそんな状態になっているが、一重の花は清楚で涼やかだ。父の好きだった花で、弟は沢山の画像を残してくれた。

初夏

 六月六日から二泊三日で古河の実家に滞在した。雨模様のくずついた天気だったので、思うように草取りは出来なかったが、それでも楽しいことはたくさんあった。
 二日目の草取りの最中に、手元を何やら勢いよく走り抜けた。驚いて声をあげることも出来なかった。目で追った先に黄土色の動物の後ろ姿があった。長い耳が立っていたのでどうやら野ウサギのようだった。
 その後、妹が「お姉ちゃん、気持ち悪い物がある」と声をあげた。「なんか、柔らかくて触ると弾んでいる」と言う。
 よく見ると、蒸した大豆に似た緑がかった薄茶色の形の物が草むらに五、六粒固まって落ちていた。どうやら糞のようだ。
「ウサギの糞じゃないのかしら」
 と私が言うと、動物好きの妹が、
「お姉ちゃんが見たというウサギの巣があるんじゃないの。草が茂っていたので安心して暮らしていたのかもしれないね。かわいそうだね」
 と言った。
「草を取らなくちゃあ萱が茂って、大変なことになるから、お引っ越ししてもらうしかないね」
 と、笑い合った。
 待ち遠しかった里芋がやっと芽を出して、スイカが蔓を伸ばしていた。夏野菜のキュウリ、ナレタレタス、春菊、小松菜、モロヘイヤなどを収穫した。

 五月二十三日から二泊三日で古河に行ってきました。すっかり夏景色になっていました。ケヤキ、朴、ムクの大木が空を覆って、木陰を作っていました。樹木の下での畑仕事や草取りは、何物にも代えがたいひとときです。
 ブルーベリー、スイカ、モロヘイヤが草に混じってたくましく育っています。

 にんにく、玉ねぎ、トマト、きゅうり、なすも背が高くなりました。サツマイモはやっと根付いた感じでしたが、写真を撮るのを忘れました。

 五月九日から二泊三日で姉妹三人組が望月窯に集合しました。雨模様の天候でしたが、九日の夕方から明け方まで雨に降られましたが、農作業は滞りなくやることが出来ました。
 今回はアスパラとブロッコリーの種まきとモロヘイヤの苗を植え、トマトの被いをかけて、いつもの草取りです。
 金ランが鮮やかな黄色い花を咲かせて、ケヤキ、ムク、朴に新緑の若葉が茂り、ニセアカシアや朴の木の花の香りが漂い、ウグイスが我が物顔に鳴き続けていました。
 望月窯は今、緑一色となっています。カラスよけに買ってきた大きな風車が風を受けて勢いよく回っています。
 畑の野菜達も育っています。グリンピースの豆御飯、サニーレタス、小松菜を間引いて食べました。新鮮な野菜の恵みは最高です。

 四月二十五日より二泊三日で古河の実家へ行ってきました。コロナ感染者数が少し減少してきたので、注意深くマスクを二枚重ねて、電車に乗りました。先回から二歳違いの妹とも実家で落ち合い、何時もの三姉妹で楽しく過ごしてきました。三人寄れば文殊の知恵で、畑仕事もはかどりました。ウグイスの声がしきりとしていました。里芋、さつまいも、ショウガ、インゲン、トマト、ナス、キュウリ、ピーマンなど畑いっぱいに植えました。年を取ってから、姉妹そろって楽しい時間を過ごせるなど夢のようです。次回の約束もしました。

 四月十三日から十五日まで古河に出かけた。周辺の林が切り倒され、見渡す限りの平地が広がっている。もちろん、工事中だが、遠くの林はまだ残っているので、樹木が高く天に向かって伸びている景色は新緑の季節である。
 今まで全く気がつかなかったが、桜の木が一本あり、薄いピンクの花が満開である。思いがけず、見が出来た。背の高い朴の木の若葉が出始めている。何年か前に大きな葉に寿司飯を来るんで木の葉寿司を作ったことを懐かしく思い出した。
 去年の晩秋に蒔いた種が育って、菜の花が咲いていた。大根の葉やサニーレタスを収穫した。そして、春まきの野菜の種を凝りもせずまた蒔いた。春菊、だいこん、小松菜、サニーレタス、ニンジンなど、間引きの時期に来られると良いのだけれど。
 エンドウ豆に花が咲いていた。にんにく、玉ねぎ、らっきようも順調に育っていた。
 夏野菜が植えられるように畑の草取りをしておいた。
 水仙は今年も満開の時期を逃してしまった。畑に出ると次々に仕事が目移りして、やらねばならないことが山積みだ。それでも楽しくて浮き浮きしてしまう。ウグイスが今年もひっきりなしに鳴いていた。家の周囲の林はなくなったけれど、まだまだ遠くに残っているので、小鳥たちのすみかはかろうじて確保できているのだろう。敷地内の樹木も葉が茂る頃には小鳥たちの鳴き声が聞けるだろう。

 

 三月十日からやっと古河の実家に行くことが出来ました。今回は三泊四日でゆったり、のんびり、沈みがちで息苦しかった心を解放することが出来ました。心配していた小鳥たちが訪れて、歓迎してくれました。大きなポリバケツで飼っている金魚が暖かな日差しにつられて水面をゆったりと泳ぎ回っていました。
 フキノトウも芽を出して、積もった落ち葉の下では、クロッカスが花を咲かせていました。白梅が花開いて、南高梅はぎっしり枝に蕾がついていました。すいせん、チューリップも長い冬の寒さに耐えて、葉が伸びていました。
 畑は、去年の冬に蒔いた種、植えた苗は全滅でしたが、玉ねぎ、らっきょ、にんにくは順調でした。
 落ち葉を掃いて、樹木の枝を剪定して、仕事は山ほどありますが、自然とともに生きている感じが味わえました。
 何もかも春気分です。自宅に用事があり、帰宅しなければならなかったのですが、後ろ髪引かれる気分で帰って来ました。帰宅すると、溜まった仕事を片付けながらもう古河へ気持ちが引きずられて行きました。

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