作品の紹介-5 いらぼ釉茶碗

作品の紹介-5

いらぼ釉茶碗
高さ9cm×直径12.5cm
坂本宗弘 作

Tea bowl with “irabo” glaze height 9cm,diameater 12.5cm by Sousei Sakamoto “irabo” is pronunciation of this glaze’s name in Japanese.

いらぼ釉
いらぼ釉は、作家によって、いらぼ釉と呼ぶ釉の外見が、かなり異なることがある 釉ですが、その特徴を大づかみに言えば、珪酸分の少ない鉄釉ということになると 思われます。こういう釉は、焼成したときに流下しやすい性質があるので、 肌理の粗い素地に施釉すると、その凹凸に従って、流下のバターンが変化して、 素地の特徴が際立ちます。アルミナ、鉄の含有率には、ある程度の巾があること、 成分をどんな原料から採るか、また、前記の素地の性質の違いが、絡み合って 様々ないらぼ釉の作品ができるようです。