大沢久美子撮影 3月23日(日曜日)。のどかに春彼岸の夜明けが訪れている。わが人生において、神様をあて(頼り)にしたことなど、たったの一度さえない。何度か硬貨を賽銭箱に投げ入れたけれど、ご利益にさずかった験(ためし)はこれまた一度もない。一方、これまでのわが人生において、自然界において無償でもっとも頼りにできたのは、中日(ちゅうにち)を挟んで「春秋の彼岸(七日)」にある。「寒さ暑さも彼岸まで」、季節変わりを見事に叶えるからである。ことしもまた予期どおり、春彼岸の恩恵に授かり、彼岸前までの天候不順を正して、季節は本来の春へ劇変した。神様要らずの彼岸のもたらす、まさしく自然界の恩寵である。春彼岸を境にして、ようやく待望していた陽春の訪れにある。まさに、頃は好し。ところがこれに反し、終末人生を生きる私は、それにともなう困惑や心痛に陥り、平常心を失くしている。この確かな顕れは、心が歪(ゆが)んで文章が書けない状態にある。このせいで、きのうは文章が書けず、休んだ。きょうもこんなことを書くようでは、きのうの二の舞にある。やはり書かずに、休んだほうが良かったのかもしれない。だけど、書かずにおれなかったのは、彼岸を崇める心情のほとばしりによるものだった。このことだけを書いて、この先は書けずじまいである。終末人生の難事を克服できるかどうか、やはり自己発奮に縋るより便法はない。彼岸明け、朝日がキラキラ光っている。 目覚めて、寝床の中です。夜明け模様はわかりません。身体良好、精神不調。 3月21日(金曜日)。春眠暁を覚えず。風雨まったくなく、のどかに晴れた夜明けが訪れている。人間界に対する、春彼岸の粋なおもてなしと言えそうである。それなのに私は、書く気分なく起き出している。しかし、格好の気分転換を兼ねて、このことだけは書いて置こうと思い、パソコンを起ち上げている。それは、わが固有の春到来の徴(しるし)でもある。きのう、毎年恒例の「ふるさと便」が宅配されて来た。送り主は、ふるさとのフクミ義姉亡き後を引き継いで、隣町(菊池市)に住む次女(姪っ子)である。段ボール箱を開けると、姪っ子が漬けた「高菜漬け」がワンサと押し込まれていた。さらにはたぶん、最寄りの「道の駅」で買ったのであろうか、手作りの味噌類や菓子が詰まっていた。ふるさと便の特徴は味を占める前に、今は亡き長兄や義姉をはじめとして諸々の御霊を偲び、かぎりなく郷愁が沸き立つことである。わが生存中にあっては、姪っ子からのふるさと便は絶えることはないであろう。このことからこののちのふるさと便は、この先ごく短い期限付きである。ゆえに愛(いと)おしさが増して、このことを書き忘れては「罰が当たる」ものである。きょうは書くまでもない自己都合の文章を書いて、恥を晒している。だけど、一向に構わない。朝日はいっそう輝きを増している。私は望郷をつのらせている。寝起きの気分は安らいでいる。 古閑さんちのお庭もそろそろですね。今年もまた、掲示板には古閑さんちのお庭の花々で賑わうことでしょうね。楽しみです。 大沢さん、望月窯ではゆっくりと心と身体を休められたんではないでしょうか。梅の花等この写真を見ているともう春ですね。 大沢先生、雨と雪の中での望月窯行き、たいへんお疲れさまでございました。 自然が豊富な望月窯は、大沢先生と妹様との共同作業で、多数の画像からも楽しませていただきましたが、今後も楽しみですね♪♪ 「春分の日」(3月20日・木曜日)。夜明けて雨はなく、まもなく朝日が昇りそうである。この兆しは昼間へ向かうにしたがって、確かなものになろう。なぜなら、きょうの鎌倉地方は、晴れの予報にある。きのうはときたまく雪が舞う、雨のち晴れの寒い一日だった。きょうは、春彼岸の中日「春分の日」である。これまでの天候不順は、きょうを境にしてしあさっての彼岸の明け日(23日)頃には、完全終結になるだろう。日本じゅうの野球ファンが堪能した、日本におけるアメリカ・大リーグの開幕試合の二戦は、おととい、きのうで無事に終えた。対戦チームはドジャース対カブスで、二戦ともドジャースの勝利で終えた(東京ドーム)。ドジャースには日本人選手3人、すなわち大谷選手、山本投手、佐々木投手が所属している。一方、カブスには2人、鈴木選手と今永投手が所属している。5人とも開幕試合に出場が叶い、日本の国へ錦を飾って、野球ファンらの万雷の歓呼を浴びた。中でも記録を残したのは、大谷選手は開幕戦ホームラン1号、山本投手は初戦、シーズン初勝利に輝いた。盛況のうちに無事に終わった、大リーグ所属の日本人選手の晴れ舞台だった。野球にかかわり次に訪れるのは、日本のプロ野球の開幕戦(3月28日・金曜日)である。選抜高校野球は、すでに始まっている(阪神甲子園球場)。物事には始まりがあれば終わりがある。世界事情で、終わってほしいことの筆頭は戦禍である。今週末から来週にかけて、ウクライナとロシアの停戦の行くヘには、固唾を呑むところである。翻って日本事情で終わりが見えないのは、物価高と商品券騒動で発した政界の混乱である。夜明けは朝に変わり、大空は日本晴れを映してキラキラ輝いている。予期どおり彼岸明けあたりから、本来の春日和になりそうである。季節は早や3月から4月へ向かい、桜便りをたずさえて百花斉放の春爛漫となる。学び舎は卒業式から入学式へ移り、実業界もまた年度替わりや人事異動の季節で大わらわにある。「春分の日」にちなんで、世相を思うこと数多(あまた)である。 3月19日(水曜日)、夜明けてシトシト雨が降っている。まもなく、雨を遠のけて朝日が昇りそうな兆しにある。だけど、それは誤魔化しで、叶いそうにない。なぜなら、きょうの鎌倉地方の昼間は雨の予報である。きのうは文章とは言えない、無様で幼稚な「綴り方(作文)」を書いてしまった。これに懲りてかつ恥じて、またしても謹慎を余儀なくしている。これまでの私は、春の季節にたいし、恨みつらみのかぎりを言い尽くしてきた。それなのにきょうの私は、春の雨に救われて心を癒している。挙句、継続文の足しになることを願う、わが浅ましい欲の深さである。ウグイスが高音で鳴いている。彼岸が過ぎれば桜便りが相次いで来る。私の萎えた心は、広く自然界の恩寵(おんちょう)に救われている。
劇変、彼岸明け
休みます
春恒例の「ふるさと便」
いよいよですね
春の足音
♪大沢先生へ『望月窯だより』の感想です♪
昨日朝は、夜勤の帰りでしたが、雨から雪に変わり、歩いているとビチャビチャで、車が通り過ぎる時に雪が跳ね上がって、降りかかり、とんでもない状況でした↓↓春分の日
春の恩寵にすがる「謹慎」
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