
坂本弘司撮影 3月18日(土曜日)、起き出して来て、外は雨降りである(5:29)。何も書くことがない。いや、文章を書く気になれない。なさけないというより、つくづく困った心境である。もうとっくにわが心境は、文章を書くには賞味期限を超えて、消費期限さえ切れている。分別する手間などなくして、ごみ置き場へ運ぶより仕方がない。机上カレンダーを眺めながら、一つだけ書けばきょうは、「春彼岸の入り日」とある。中日、すなわち「春分の日」(21日・火曜日)は、この先に訪れる。心中に浮かび、それについて思うことを一つだけ書けばそれは、日本の国の喫緊の社会問題である。しかしながらこれとて、今やどうにもならないことである。きのうの夕刻(6時から)、NHKテレビは、岸田総理の会見を映していた。会見の趣旨は、日本の国の出生減少傾向を止めるための日本政府肝いりの、国民に対する様々な施策の説明であった。中でも岸田総理は、「育休」をはじめとする、子どもを産みやすくするための日本政府の様々な支援策(手立て)を縷々述べられていた。もちろん、施策のそれぞれは大事なことであり、「ないよりまし」という、効果はありそうである。しかしながら私には、諸々の施策というより、このときのテーマの「育休」に関しては、腑に落ちないところがあった。その一つはまた、格差社会を助勢するだけで終わらないだろうか? という危惧である。三人、四人と産める人たちは、もとよりそんなに支援を要しない富める人たちであろう。いや、目下の日本社会は、二人で一人さえ産むことのできない、すなわち結婚難儀(結婚敬遠)にさらされている状況であろう。だから、わが下種の勘繰りからすれば育休施策の前に、本当のところは結婚難儀問題の施策こそ肝心要であろう。ところが、結婚環境をととのえることは、育休よりはるかに難題である。それゆえに日本政府も、出生問題の本題すなわち結婚環境(施策)に入ることには、逃げ越しにならざるを得ないのであろう。「暑さ寒さも彼岸まで」、春ボケかつネタ無しゆえの戯言(たわごと)である。夜明けの地上は、雨・風ひどい春の嵐である。世の中には、あがききれない難題がたくさんある。だれしも、人生行路はその最たるものである。 江戸錦、きっときれいな花が咲くことでしょう。 大沢さんの、心に余裕を持って、言われる言葉に改めてその大切さを思い知らされたような気になりました。 古閑さん、いよいよ花の季節が始まりましたね。何時だったか雪の日の豆桜を古閑さんが掲示板に投稿してくださいましたね。季節は容赦なく巡ってきます。そして花々は季節を忘れずに咲き誇ります。それらに気持ちが通うように、心に余裕を持ちたいものです。 呱呱の声を上げて、生誕地(故郷)に住んでいたのは、高校を卒業して上京するまでの18年間にすぎない。この間は、当時の熊本県鹿本郡内田村村立内田小学校と中学校に通った。そして高校は、町中・鹿本郡来民町中にあった県立鹿本高校へ、はるばる自転車通学をした。舗装のない、砂利や石ころ剥き出しの遠い田舎道だった。鹿本高校は、当時の鹿本郡内にあったる唯一の普通高校である。普通高校へ志願の内田中学生は、みんな鹿本高校を受験した。その先の街中には、山鹿高校があった。ところがのちに、両校は併合され、新たな校地は山鹿市内にできた。そして、鹿本高校のほうの名を残して、現在は熊本県立鹿本高校として山鹿市内に存立する。18年にすぎない生誕地生活だけれど、望郷の念はいっときさえ尽きることはない。いや私は、望郷の念に支えられて、82年の生存を成し得ている。ところが、私は熊本県人でありながら、幼年、学童そして生徒時代をほぼ一定地域で生活した。ゆえに私は、熊本県内のほかの村、町、市街の様子など今なおまったく知るよしない。そのため、くだらないとも思えるアンケートにも関心を留めたのである。挙句、うれしくなった。この引用文は、きょうも文章を書く気がないことを埋めた、身勝手な余興である。旧内田村は、隣の菊池郡あった城北村との合併のおりに誕生した行政名・菊鹿村から菊鹿町へと経緯し、現在は熊本県山鹿市菊鹿町と変えている。「熊本県」で一番イケてると思う街ランキング! 2位は「菊池市」、1位は? (3/15日、水曜日、17:10配信、ねとらぼ調査隊)。九州本島の中央部に位置している「熊本県」。東部では世界有数の「阿蘇カルデラ」を持つ阿蘇山などの雄大な山々を望むことができ、また西部は有明海や八代海に面するなど、豊かな自然に恵まれています。さまざまな魅力を持っている熊本県には、一度は訪れたい、また何度行っても楽しめるような「イケてる街」も多くありますよね。●第1位:山鹿市。第1位は「山鹿市」でした。得票数は209票、得票率は25.8%です。熊本県の北東部にある山鹿市は、今回2位となった「菊池市」の隣にある自治体。福岡県や大分県にも境を接しています。豊かな自然環境を背景とした農業が盛んに行われており、特に栗やタケノコでは熊本随一の生産量を誇る街です。レトロな街並みが残る「山鹿温泉」をはじめ、「熊入温泉」「平山温泉」など、良質な温泉も魅力の一つ。やわらかく肌触りの良い温泉は「美人の湯」と呼ばれ、長年多くの人に親しまれてきました。他にも「チブサン古墳」や「方保田東原遺跡」、大和朝廷によって築かれた「鞠智城」といった国指定史跡も見逃せない観光スポット。夏には「山鹿灯籠まつり」、冬には「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」といったイベントも行われ、四季折々の魅力がたくさん詰まった街です。そこでねとらぼ調査隊では、2023年2月25日から3月4日まで「『熊本県』で一番イケてると思う街は?」というアンケートを実施していました。今回のアンケートでは810票の投票をいただきました。 豆桜も卜半椿も素晴らしいです♪♪ 3月15日(水曜日)。夜明けが近づいて、仕方なく起き出している。しかし、気力がともなわなくて、書く気分を殺がれている。きのうはずる休みというより、根っから生きることに疲れてしまい、文章が書けなかった。生きることも、死ぬことも、たやすいことではなく、もとより人生行路は茨道である。きのうのメディアは、喜ばしいことでは死刑囚・袴田巌さんの再審決定を伝えた。このまま控訴なく、再審において無罪になれば、喜びひとしおを超えて、惨たらしい仕打ちである。もちろん私は、ご当人の無罪を望んでいる。しかし、無罪を得られても、つらい人生である。それと同時に私は、弟の無罪勝ち取りに生涯を懸けられているお姉様の肉親愛と優しさに涙する。しかし、これまた勝利に酔えないつらい人生である。一つには、ノーベル文学賞作家・大江健三郎さんの永眠が伝えられた。大江さんは作家活動一筋ではなく、諸々の社会問題を提起し、みずからそれと闘う、作家であられたという。きのうの私は柄でもなく、人様の人生模様をかんがみて、「生と死」にしみじみ感をおぼえていた。夜が明けた。気分直しに、望郷に浸る。ふるさとに存在する「相良観音」は、きょう(15日)から18日まで、春季恒例祭が営まれる。子どもの頃の私は、片手に硬貨を握り締めて駆けて行った。賽銭箱は用無しに参道で、ニッキ水と綿菓子を買った。減るのを惜しむように、ちょびちょび啜り、ちょびちょび舐めた。望郷こそ、気分直しの本山である。しかしながら、一足飛びはあり得ず、少しずつにすぎない。きのうは、まったく書けなかった。きょうは、少し書けた。一歩、前進である。望郷のおかげかもしれない。
彼岸の入り日
高橋さんへ
楽しみですね。心の余裕
私もまもなく83歳になる身、現在はほとんど毎日地区センターへ行って仲間と囲碁を楽しんでいます。
そして大沢さんの言われる通り、心に余裕を持って、生活していきたいと思っています。思い出します
身勝手な「望郷」
♪古閑さんへ『庭の花』の感想です♪
こちらの江戸錦は、ほころび始めてきました♪気分直しは「望郷」




