思い出の里 奥椎葉(おくしいば)

思い出の里 奥椎葉(おくしいば)
椎葉  花著

46判 224頁 上製本( カバー有)
定価2,000円
ISBN978-4-901735-36-0

 著者は東京都練馬区で20年近く続いた文章教室「夕映えの会」の会員であった。この会は会員の高齢化のため閉会となったが、八十三歳の著者はいまなお旺盛な健筆ぶりを発揮している。宮崎県東臼杵郡椎葉村不土野に生まれた著者は、二十三歳の時上京したが、幼少から青春時代までを過ごしたふるさと不土野の思い出は、ふるさとを離れて六十年も経った今も、熱く心に宿っている。特に、村祭りの不土野神楽に寄せる思いは、著者の兄である椎葉清平氏の文章を掲載するに至った。著者のふるさとへの思いは、この著書の随所に渡っているが、それはこの著書を読む読者の共通の思いでもある。