風を聴く

重版(品切れ)
風を聴く
多田美津子著

46判 並製本 286頁
定価 2,000円
ISBN4-901735-04-7 C0095

 著者は香川県三豊郡麻村生まれである。本書はこの故里で過ごした日々、後に東京都練馬区に居住して現在に至るまでの生活の記録である。「ふるさとの道」「幼き日日」「軍靴の響き」「折にふれて」「益野の教会」「過ぎてゆく」と題して、その時々の著者の生活が克明に描かれている。特に戦争によって身近なものたちが悲惨な運命を背負わされた「軍靴の響き」は、地球上に現在もなくならない戦争への警告ともなるであろう。